懐妊の吉瀬美智子、異常に高い好感度のワケは

bst_kichise0221.jpg※イメージ画像:『美ST 2012年1月号』光文社

 女優・吉瀬美智子(38)が第一子を妊娠していることが明らかになった。2010年12月に、5年の交際を経て、年商20億円を叩きだす10歳年上の実業家男性と結婚した吉瀬は、かねてより「子どもが欲しい」と周囲に漏らしていたという。この報道にネット上では祝福の声があふれている。

「デキ婚だとあからさまに叩かれますが、そうでなくても“嫌われタレント”の懐妊は、おめでたい話であるにもかかわらず異常なほど叩かれることが多い。『そのまま引退しろ』なんてまだいいほうで、罵詈雑言の嵐になることがあります。一方、吉瀬さんには『いいママになりそう』『出産しても美しいままなんだろうな』なんて穏やかなコメントばかり。好感度の高さがうかがえます」(芸能記者)

 実際、吉瀬は好感度ランキング上位常連の綾瀬はるかや天海祐希、吉永小百合らには及ばないが、昨年8月発表の「テレビタレントイメージ調査」(ビデオリサーチ社)では11位にランクインしており、男性人気の高い堀北真希や優香、女性支持がアツい深津絵里、安室奈美恵らよりも上位だ。モデル出身ながら痩せすぎ体型ではなく、ほどよく肉感的な体つきと色気あふれる顔立ちは、イヤというほど“女”の芳香を匂わせているが、それでも女性ウケが良いのはなぜか。

「男に媚びるでもなく、ともすればガサツに見えがちなサバサバ系でもなく、“ちょうど良い大人の女”のイメージを確立している。きちんと日常生活を営んでいそうな清潔感があるんです。遅咲きなのも、変に清純派を気取らなくて済み、功を奏した。たとえば今では嫌いな女ランキング上位に入ってしまう藤原紀香は、大女優オーラを出し過ぎ・でしゃばり過ぎで嫌悪感を抱かれてしまった。バラエティにしろ、雑誌インタビューにしろ、発言の端々から『この色気、ドヤ!』といった押しつけがましさがにじみ出てしまっていたんじゃないでしょうか。吉瀬さんにはそうした押しつけがないので、普通にキレイなお姉さんとして受け入れられているんだと思います」(前同)

 モデルだった03~07年の間、『噂の!東京マガジン』(TBS系)にアシスタントとして出演していた吉瀬。当時から確かに美人ではあったが、どちからというと影のあるイメージで、現在のアシスタント・小島奈津子のように、おじさんコメンテーターを上手に回して番組を成立させる手腕はなかった。しかしアシスタント卒業後に女優転身し、同じ所属事務所の女優・戸田恵梨香主演の『LIAR GAME』(フジテレビ系)に出演。08年には『Around40~注文の多いオンナたち~』『魔王』『ブラッディマンディ』といずれもTBS系のドラマに立て続けに出演し、ブレイクした。

「TBSドラマ出演が続いたときは、『噂の~』の時代に局内に有力なコネクションを作ったんじゃないか、なんてウワサもされました。しかし人気が出たのは彼女自身の魅力と努力があってこそ。テレビ出演がどんなに多くても、視聴者にウケず、逆にどんどんアンチが増えるタレントや役者もいますからね。ただ撮影現場での彼女、あまりにクールというか愛想がないので、現場スタッフの間で好感度が下がった時期もありました。最近も一部週刊誌に『とにかくスタッフには冷たい。何かというとニラミを利かせて舌打ちをしている』と書かれていて、やっぱり…という感じです(苦笑)。大女優気取り、というほどではないですし、撮影に支障を来すわけでもないので別にいいんですが…鬼のようにコワい戸田恵梨香と比較すれば菩薩ですしね」(業界関係者)

 夏には出産予定だが、仕事を引退する予定はないという吉瀬。母になり仕事復帰してから『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で大ヒットを飛ばした松嶋菜々子のように、一本ヒット作に恵まれれば、好感度もギャラもさらに上昇することは間違いない。

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