東北魂! サンドウィッチマンが年末年始テレビ出演本数トップ10入り

sando0109.jpg※イメージ画像:『サンドウィッチマン ライブツアー2012』
エイベックス・マーケティング

 国内テレビの放送内容を記録し、調査データとして提供するエム・データが、「2012年~2013年、年末年始のテレビ出演者ランキング」を発表した。調査内容は、2012年12月30日から2013年1月5日までの期間に放送されたキー局全テレビ番組に出演した人物の出演本数だ。発表されたランキングベスト10は以下の通りである。

1位:スギちゃん…25本
1位:松本潤(嵐)…25本
3位:多田健二(COWCOW)…19本
4位:大野智(嵐)…18本
4位:櫻井翔(嵐)…18本
4位:二宮和也(嵐)…18本
4位:相葉雅紀(嵐)…18本
4位:伊達みきお(サンドウィッチマン)…18本
4位:綾瀬はるか…18本
10位:富澤たけし(サンドウィッチマン)…17本
10位:山田與志(COWCOW)…17本

 目立つのはやはり嵐。しかも出演番組のほとんどがメインどころというのが、その他のランキング上位者との圧倒的な違いといえるだろう。今年もまだまだ嵐の勢いは止まりそうにない。

 また、昨年初春にブレイクしたスギちゃんの勢いも、「秋まで持つか?」と言われながらついに年を越すことに成功した。怪我による一時の休養期間が、一発屋にありがちな“出過ぎ”を回避し、まさに怪我の功名となったともいえるが、ワイルドキャラなのに性格が良さそうという彼の人柄が視聴者に受け入れられた結果といえる。

 同じく昨年「あたりまえ体操」でブレイクしたCOWCOWも2人揃ってトップ10入り。耳障りのいいメロディと、汎用性の高い歌詞で構成されたネタは、どんな番組や場面にでも対応でき、その結果が番組出演本数につながったといえる。加えて、従来のあたりまえ体操にとどまらず、英語バージョンを作るなどの向上心が彼らの人気を下支えしているのだろう。2013年、芸歴20年目を迎えた彼らのさらなる飛躍が楽しみだ。

 そんなスギちゃんやCOWCOWと違って、昨年特別にブレイクしたというわけでもないサンドウィッチマンもランクイン。彼らがこれだけの活躍をした理由は、抜群の安定感ということだろうか。特に、漫才やコントといった持ちネタを披露することの多い年末年始は、舞台上の腕が試される時期。テレビでも活動しながら定期的にライブをこなし、新ネタも作っているサンドウィッチマンが、この期間に活躍するのは当然といえるのかもしれない。もちろん、同じように爆笑問題などもテレビと同様に舞台もこなす芸人だが、やはり、年齢や格、ざっくばらんに言えば“ギャラ”という点で、サンドウィッチマンは使いやすいに違いない。

 しかし、忘れてならないのは、これだけキー局の番組に出演しながら、彼らは東北放送で元旦に『サンドの新春・初売りTV2013』という 生放送を行っている点だ。彼らのこうした積極的で献身的な東北での活動は被災地の人々に勇気を与え、また、全国の人々の記憶から震災を風化させまいとする意思が見える。その結果が、大晦日の『第62回紅白歌合戦』(NHK)での「東北各地のお祭り衆」を率いての出演になったのは言うまでもないだろう。彼らの熱い東北魂が年末年始のテレビ番組本数につながったといえる。

 『関根&優香の笑うお正月2013』(テレビ朝日系)では新ネタの「寿司屋」を披露し、『新春!お笑い名人寄席』(テレビ東京系)では「不動産屋」のネタでトリを飾り、『第46回爆笑ヒットパレード2013』(フジテレビ系)では「花嫁の手紙」という得意の漫才を見せたサンドウィッチマン。もちろん、通常のバラエティ番組にも出演している彼らだが、その面白さを支えているのは、やはりこうしたネタの力があるからだ。加えて、彼らの東北にかける純粋な思いは人々の心を大きく動かす。まだまだ復興の道半ばだという東北地方。テレビで活躍するサンドウィッチマンの東北魂が全国に届けば、きっとそれは復興の一助となるに違いない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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