ピノイタロウの快感体験観察日記

【フィリピーナの魅力】酔って悶えるピーナの心

※イメージ画像 photo by frog in a sock from flickr

フィリピン在住・ことぶき太郎が綴る、フィリピーナの魅力発見
「快感体験観察日記第11弾!」

 オレはカラオケバーで遊ぶのは好きだが、酒はあまり飲まない。

 ヘネシーでもルージュ・ド・シャトー・マルゴーでも旨いとは思うが、料理に使ったほうがましだ、と考えてしまう。

 だから、嫌なことを忘れるために酒を飲んで酔うのは、もっとも嫌いだ。醒めればまた思い出すんだから、飲むのならば楽しい雰囲気を味わった方がいい。

 ちょうど1年前からつい最近までの間、酒の好きなお姉ちゃんと楽しんだ。飲みだすと、いくらでも入るコだった。足元がふらつくほど飲むが、吐くわけでもなく、楽しい大酒飲みだ。

 セブ島に近い小さな島の出身で、ご多分に漏れず、お金の問題で困っていた。ど田舎に住む、弟妹の学費や一家十数人の生活費が、彼女ひとりの肩にかかっていたのだ。

 3年前、24歳にして意を決し、単身上京(マニラ)して稼ぐわけだが、田舎の高校を出ても都会では相手にしてくれない。

 スタイルも顔も“美”の部類に入る彼女は、水商売の世界へ入ったが、それほどいい稼ぎにはならなかった。

 そこに、中年過ぎの日本人が現れた。年の半分以上はフィリピンにいるような商社マンだった。そして、結婚を迫ってきた。よくある話だ。

 彼女は、相手の本気度を試す意味と、お金が欲しいという理由もあって、まず、それなりのお金と戸籍謄本を要求したらしい。

 戸籍謄本とは頭がいい。そんなときに、オレと出会ったわけだが、なぜかフィリピーナの心の中に入り込んでしまうオレは、その打ち明け話を聞き、謄本も見せてもらった。彼女の相手は、オレと同じ世代だ。

(ピーナに騙される典型だな)

 と思ったが、その彼女とやっちゃたのだから、オレも罪深い。

 へべれけに酔って絡みついてきたことがある。まさに“絡みつく”という表現がぴったりだった。普段は絡む程度なのだが。

 ベッドに入る前から両腕をオレの首に廻して、酒臭いキスをしてくる。

 フィリピーナのキスは荒々しく情熱的だ。もちろん、セックスの前戯としてのキスであり、普段の挨拶キスではない。

 挨拶キスでも、「今夜ね♪」と言っているような、含みと笑顔を見せるときがあるが、見極めは難しい。まあ、その辺の話はこの次ということで。

 首に廻した両腕は、容易に外せない。そのままベッドに倒れこむか、唇を重ねたまま、お互いの服を剥ぎ取り、唇を重ねたままシャワーを浴びるかの、どちらかだ。

 酒の勢いがあるから、興奮が高まっている。オレも、調子を合わせる。

 素っ裸になって、ベッドに転がってからの彼女は、オレの体中を舐め回す。俺も負けずに、舐め回し返す。くんずほぐれつとは、このことか。

 手も足も絡み合って、目の前に来た部分がどこであろうと吸い付き、舐め回す。汗と酒の匂いが、性感をより刺激するみたいだ。

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