6代目水戸黄門は「スポンサーの関係」で北大路欣也!?

※イメージ画像:『水戸黄門 サウンドトラック2』アスタエンタテインメント

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、芸能界の裏側に横たわるオトコとオンナの深い業を掘り起こします。

 苦戦が続くTBSが、視聴率立て直しのために人気長寿番組だった『渡る世間は鬼ばかり』を先日スペシャルドラマで復活させたのに続き、昨年末に完結したはずの『水戸黄門』も年末特番で復活させようという動きがある。水戸光圀役としては、5代目・里見浩太郎に次ぐ6代目として、ビートたけしや明石家さんまらの名前が浮上している。たけしは客員編集長を務める東京スポーツのインタビューで「タモリが『水戸黄門』でおいらとさんまが助さん、格さんというのも面白いね」と答えているが、これはあくまでシャレであって、実現不可能だ。

 そんな中、筆者は6代目に北大路欣也が内定したという情報をTBSの親しい友人から得た。

 北大路の水戸黄門説は、3年前に1度流れたことがある。2年前に肺癌で亡くなった元祖・芸能レポーターの梨元勝さんがTwitterで「6代目、水戸黄門は北大路欣也だ」とつぶやいて注目されたのだ。その頃の『水戸黄門』は視聴率低下の一途をたどっていた。そのため、あえて火中の栗を拾いたくなかったのか、北大路のほうからスケジュールを理由に断ったという。結果、5代目・里見が続行して、昨年12月に最終回スペシャルで幕を閉じた。しかし、今回、復活する『水戸黄門』のスポンサーにはソフトバンクが名乗りを上げていることから、同社CMに長期にわたって犬のお父さん役の声を担当している北大路が、スポンサーの関係で受ける可能性は高い。さらに、以前、由美かおるが演じる女忍者・かげろうお銀の入浴シーンが番組の見せ場になったシリーズがあったが、“ポスト由美かおる”として佐々木希が浮上しているという。

 佐々木といえば、トークは上達しない、演技力はない、台本が読めないという“ないないづくし”で映画やドラマ関係者から総スカンを食っている。『水戸黄門』では入浴シーンだけで、まともな台詞がなければいけるかもしれない。

 10月6日から公開される映画『アウトレイジ ビヨンド』に出演している高橋克典について北野武監督は、「高橋克典を起用する段階で、セリフがない役だよと断った。ところが台詞がなかったことが反対に迫力があった。存在感がある」と絶賛していた。佐々木は高橋とは比較対象にならないほど格は違うが、セリフがない役で勝負するのも、女優として生きる一つの選択肢かもしれない。

 12月に放送が予定されている『水戸黄門』の正式なキャスティングが待たれる。
(文=本多圭)

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