【円山町テレビ放談】

「どう見ても男根」トンデモイラストで下ネタ好きが露呈した女子アナ

tbsjoshi0911.jpg※イメージ画像:『TBSアナウンサーカレンダーpetit 2012』ワニブックス

 アナウンサーがアイドルタレントのような扱いを受けるようになって早十数年。人気女子アナといえば、高島彩や中野美奈子を輩出したアイドルアナ帝国・フジテレビが群を抜いており、逆に地味な印象を拭えないのが、ブリッ子キャラで知名度を上げた田中みな実一強のTBSだ。そんなTBSが自局の女子アナを自虐的に「華がない、愛嬌がない、人気がない」と評し、「人気のない女子アナを愛のある罰ゲームで素敵なアナウンサーへ導く」をコンセプトに、深夜番組『女子アナの罰』を7月にスタートさせた。

 毎回、4~5人の女子アナが登場し、オアシズ・大久保佳代子とサンドウィッチマン・伊達みきおの軽妙な仕切りで企画を進行。社員である女子アナたちを使った低コスト番組だが、これが意外と面白い。容姿端麗で勉強もでき、周囲に愛されてきたであろう女子アナたちを、下ネタで汚れさせこっぴどくコキおろす。ちなみに番組構成はAV女優たちをお笑いのできるアイドル的存在に成長させた『おねマスシリーズ』(テレビ東京系)でおなじみのマッコイ斎藤が担当している。マッコイ演出のせいなのか、女子アナたちは毎回容赦ない罰ゲームを受け、鍛えられている。

 さて、9月10日深夜放送の第9回では、高学歴を持つ彼女たちの真の学力調査という企画で「リアル学力テスト」が行われた。女子アナが事前回答した内容をモニターに写し、ツッコミを入れていく『めちゃめちゃイケてるッ』(フジテレビ系)の抜き打ちテスト方式だったが、理科の回答でとんでもない絵を描いた女子アナがいた。お茶の水女子大学出身の入社5年目、加藤シルビア(26)だ。現在は『みのもんたの朝ズバッ!』を担当しているが、みのの貫録と存在感に圧倒され、なかなか目立てない女子アナの一人である。

 そんなシルビアが「セミの幼虫をできるだけ正しく書きなさい」という設問に対して描いたのは……どう見ても、勃起した男性器そのものだった。いわゆる裏筋を描いた様子で、シワの寄り方もよく観察されている。セミの頭部分のつもりで描いたであろう部分は割れたカリ首にしか見えない。100歩譲って「男根ではない」としても、セミの幼虫というよりもカブトムシの幼虫をピンと伸ばした図に近い。大久保は「シルビアさあ、これ、オチンチンでしょ?」「ご丁寧になぜ裏から見たのか、ってみんな(スタッフが)言ってましたけど」とツッコミ、伊達も「これ、チンコですよね」と呆れたが、シルビアは「違います!! セミです!」と逆ギレ気味に否定していた。

大久保「引きで見てください、これ、セミの幼虫かチンチンかどっちに見えますか?」
シルビア「セミです!」
大久保「違います、オチンチンです」
シルビア「セミです!」
大久保「いいえ、オチンチンです」
伊達「誰がオチンチンをできるだけ正しく書けと言ったんだ」

 このやり取りはバラエティ的には完璧だが、シルビアはいささかご立腹の様子であった。しかし納得いかず憤る彼女の傍らで、同じお茶の水女子大卒の小林悠アナは爆笑。他の女子アナたちも机につっぷして盛大に吹き出していた。思わぬところで下ネタ好きが露呈してしまったTBS女子アナたち。シルビアは第2回の放送時に、田中みな実をポーランド語で罵倒したり、「オマエ!」「何なのコイツ!」とコキおろすはっちゃけぶりも披露しており、このままいけば新たなキャラが定着するかもしれない。

 TBSには、4本のレギュラーを持ち、田中と同等の人気を誇るエースアナ・枡田絵理奈(26)もいる。彼女は『クイズ☆タレント名鑑』『テベ・コンヒーロ』でロンドンブーツ1号2号や有吉弘行、おぎやはぎらに鍛えられており、今では街頭で通りすがりの一般人を捕まえて、笑わずに「童貞ですか?」と聞けるほどの度胸を身に着けている。田中、シルビア、枡田の三人がTBS女子アナウンサー陣を率いていけば、帝国・フジテレビを凌ぐ日も夢ではない?
(文=ヒポポ照子)

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