ペニスのヴァージョンアップは是か否か!? 真珠入りペニスのメリットとデメリット

※イメージ画像 photo by obelisko from flickr

 女性のオナニーや、セックスの前戯に用いられるバイブレーターにも様々な種類がある。スイング式だったりピストン式だったり、変わりどころでは、ローションをポンプにセットし、イク瞬間にポンプをプッシュすることで膣内射精感覚が味わえるバイブも存在する。それらの中で、比較的メジャーなタイプとして確固たる地位を気付いているのがパール内臓バイブだ。膣内でゴリゴリと回転するパールがクセになるのだと、愛用者女性は語る。バイブ否定派の男性も、「いかにもというデザインの生々しいバイブだと、自分のペニスと比べられてしまいそうだが、パールバイブだったら、ペニスとは全くの別物として捉えることが出来るので、抵抗感が少ない」という。

 パールバイブと本物のペニスは全くの別物かもしれないが、世の中には、本物のペニスに真珠を仕込んでいる男性も存在する。ペニスに真珠というと、どうしても「その筋の人か?」と勘繰ってしまうが、風俗店勤務の女性に話を聞くと、一般人にも、真珠やシリコンボールを入れている男性は存在するという。彼らは、いったいどのような理由で、真珠やシリコンボールを入れたのだろうか? 

 「女性を気持ち良くさせるため」という動機がダントツかと思いきや、意外に多かったのが「金持ちアピール」という声。風俗嬢に向かって、「いくらかかったと思う?」という質問を投げかけ、返ってきた答えに対して、「それは1個の値段だ。俺は3個入っているから……」と、自身の経済力を誇示するのだという。しかし風俗嬢側としては、ペニス内部の真珠を自慢されるよりも、真珠のネックレス等をプレゼントされたほうが嬉しいであろう。

 次に、「手術の痛みに耐えられた自慢」も少なくないという。そういえば男性の中には、「寝ていない自慢」「残業自慢」など、謎の自慢話をする人が正直かなりいるが、同じ理屈のようだ。「皮を切って中に埋め込んだ」「麻酔をしていてもものすごく痛い」など、手術の様子を生々しく語り、「痛そう」と言われて悦に入るとのこと。風俗嬢側にとっては、手術の痛みに耐えた男よりも、手術を施した医師のほうが魅力的に写るだろう。

 真珠やシリコンボールを入れた理由はさておき、実際の使用感はどうなのだろう? 男性側からは、なんといっても「早漏が改善された」という声が目立った。今までダイレクトに伝わってきた刺激が、真珠やシリコンボールがクッションとなって緩和されているのだろう。ただ、「遅漏の域に達するほどイキにくくなってしまった」という男性もいるので、人それぞれ個人差があるといったところか。

 「ハプニングバーでモテるようになっ」たという、おもしろい武勇伝を持つ男性も。トークの段階で、真珠が入っていることをアピールすれば、99%の確率で「見せて」と言われる。最初は見るだけのつもりだった女性も、実物を目の当たりにすると挿れたくなるようで、即ハメの確率が高まったとのこと。

 「一般女性に引かれるため、おのずと風俗店通いが増えてしまった」というケースもあるようだ。風俗嬢からの、真珠入りペニス目撃談が多いのは、これが原因かもしれない。

 女性陣の声も紹介させて頂きたい。まずは、「最初は痛かったが、数回経験するうちにヤミツキになった」「真珠入りペニスじゃなきゃイケないってくらい気持ちいい!」という嬉しい意見。高い手術費用をかけ、痛みに耐えた甲斐もあるというものだ。

 一方で、「フェラチオしづらい」「コンドームが破けやすいので不安」という否定派女性も存在する。冒頭に紹介したパールバイブも、「ゴリゴリ感が気持ちいい」という女性もいれば、「違和感が拭いきれない」という女性もいるので、真珠入りペニスにも好き嫌いがあるのは当然だろう。

 真珠やシリコンボールは、後から除去することも可能である。とはいえ、デリケートな部分に人工物を挿入するのだから、手術を検討している人は、熟慮に熟慮を重ねて決断して頂きたい。
(文=菊池 美佳子)

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