エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第78回

【ネットナンパ】飼い犬のためにチョメチョメする女

tokosyo_120514.jpgIllustrate by ながおか

 風俗ライターという職業柄、週の内半分くらいは歌舞伎町を訪れている。筆者が風俗ライターになりたてだった17年ほど前は、店舗型風俗店の全盛期でネオン看板が今とは比べものにならないほど賑やかだった。まさにアジア最大の歓楽街という二つ名に相応しい街並みだったのである。

 ところが、現在は風俗店のいかがわしい看板がなくなり、コマ劇場もなくなってしまい淋しい限り。街にあふれるのは、同じような髪型と同じようなスーツを着た没個性のホストばかりだ。街を歩く楽しみといったら、出勤途中のキャバの姉ちゃんを視姦して楽しむくらい。十把一絡げのホストと違い、キャバの姉ちゃんたちは個性豊かなのでいくら見ていても飽きることがない。

 そうやって視姦していれば、実際にチョメチョメしたくなるのが男ってもの。そんな時に筆者トコショーが利用するのは出会える系サイトの【ハッピーメール】だ。新宿アルタ前の大きな看板で宣伝していたり、街中に宣伝トラックを走らせたり、街頭でティッシュを配ったりしているので、新宿界隈のお水系女性の中での認知度は高く利用者も多いのである。また【ハッピーメール】はイメージキャラクタとして、お水系女性に人気の高いタレントを採用しているのも見逃せない。

 
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困ってます!どうしても必要なんです
[内容]
こんばんはこれから新宿でお願いありで会ってくれる人いませんか?
私は24歳で普段はキャバしてます。 
 
今日はどうしても必要なので、多少の無理ならきくつもりです。 
 
これからすぐに新宿で会えるって人だけメールください。 
 
12/05/0*-19:37
まり さん  
 
♀20代前半
155~159
3サイズ:B84W58H85
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 平日の夜、【ハッピーメール】を覗くとこんな書き込みを発見。“多少の無理ならきく”ということは、無茶したエッチを要求しても大丈夫ってことなんだろう。まりチャンは写メを公開していなかったものの、キャバ嬢ならそうそうハズレる心配もなさそうだ。瞬時に食指が動いた。

 
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こんばんは、まりさん。
新宿の会社員、ショーイチです。
38歳・既婚です。 
 
まりさんの書き込み見ました。
いま西武新宿駅にいるので、これからすぐの待ち合わせできますよ! 
 
痛い・汚いのには興味がないノーマルな感じです。
お困りみたいですね。詳しい条件とか内容を教えてもらえますか?
ぜひ楽しく会って遊びたいです!
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 もし筆者がまりチャンの立場だったら、こんなメールを見たら速攻「OK」の返事を出すことであろう。案の定数分後には返信が届いた。その後数通ほどメールを交わして条件を確認。そしてすんなりとアポイントが成立したのであった。

 彼女が指定した歌舞伎町一番街通りのコンビニに向かう筆者。店の前に到着し携帯を確認しようとした所で背後から肩をトントンと叩かれた。

 振り向くとそこには、デビュー当時の国仲涼子を思わせるような童顔女性がいた。ロリ系の顔なのに、いかにもお水風の茶髪でなんとも似合わない。まさに優等生って感じで、学級委員長とかをやっていそうなタイプだったのだ。まぁ、それでも可愛い娘には違いない。久しぶりのアタリを引き、アドレナリンがブワっと吹き出した。

 “こんな可愛い娘相手に無茶したセックスができるなんて、マンモスうれピー!!”ってなものである。

 
「あ! まりチャンだよね。よろしくね」 
 
「ショーイチさんですよね。冷やかしとかじゃなくて良かったぁ」


 
 テンションあげあげでホテル街へと向かい始めた。

 
「ね、さっき冷やかしとか言ってたけど、そんなに冷やかしとか多いの?」 
 
「いえ、そうじゃないんです。今日はどうしても困ってたから……」 
 
「あぁ、サイトにもそう書いてあったね。何かあったの?」

 
 歩きながら会話している最中、気になっていたことを尋ねると、途端にまりチャンの表情が曇った。

 “しまった! 触れてはいけない話題だったか!?”

 
「や、あのさ、別に言いたくなければ構わないんだけどさ」 
 
「んー、じつはね犬のホテルの代金が足りなかったんだよね」

 
 詳しく聞いてみると、まりチャンは今日まで実家の方に帰省していたとのこと。その間飼い犬をペットホテルに預けていたのだが、向こうで散財してしまいホテルの代金が足りないということらしい。

 
「そっかぁ、ワンちゃんのためだったんだね」 
 
「うん。そうなの、1週間ぶりだから早く会いたくて!」

 
 ということは、時間を忘れてまったり楽しむというワケにはいかないようだ。まぁ、仕方あるまい。どうせエッチするなら明るく楽しくがモットーの筆者なので、まりチャンと同じ『犬好き人間』をアピールしながら会話を続行。そうこうするうちに無事ホテルに到着した。

 どんな無茶なセックスしてやろうか、と息巻いていた筆者だったがこの時点で作戦を変更することにした。なぜなら、まりチャンとは気が合いそうだったし、国仲涼子似の可愛い娘と定期的に会えるようキープしたくなったからである。

 先にまりチャンをシャワーに行かせ、筆者は財布の中に仕込んであったコンドームを枕元に配置する。ここはラブホテルなのだから当然最初からゴムは用意されている。だが、こうしたホテルに常備されているゴムは安ものが多く、使い心地も最悪の場合がしょっちゅうあるのだ。先日もうっかり枕元に常備されていたゴムを使用してしまい、危うく炎症になりかけたのである。

 まりチャンがシャワーを浴び終わって出てきたのでバトンタッチ。脱衣所なんてシャレたものはないから浴室のドアの前で服を脱ぎ始める筆者。パンツを降ろして愚息を確認。チンカスもついていなければ、そう臭くもなさそうだ。“どうせならシャワー浴びる前にフェラチオさせてもいいんじゃネ? 多少の無理はきくって言ってるんだし!”という考えが一瞬浮かんだ。だが、今日の狙いはまりチャンに“どんな無茶な要求されるかドキドキしてたけど、この人凄くノーマルだし優しいわん。キャハっ、この人とだったらまた遊んでもいいかもぉ、キュンキュン!”と思わせることだ。即尺させることを諦め、大人しくシャワーを浴び始めた筆者であった。

 いよいよベッドイン。まずは筆者が主導権を握る形となった。仰向けになったまりチャンの身体を余すところなく攻めまくる。筆者の情熱的な愛撫に対し、控えめなアエギ声で応えるまりチャン。うーん、感度はイマイチなのかもしれない。だが股間に指をさし入れると、“あちっ!”と手を引っ込めてしまいたくなるほど熱く煮えたぎっていた。“ずいぶんと下のおクチは正直だね。”とエロ親父のように言葉でなぶりたくなるほどだった。

 クリトリスを優しく唇で包み、微妙な振動を与える。と同時にゆっくりと中指を膣に挿入。この2点攻めがよほど良かったのであろう。控えめだったアエギ声が途端に激しくなってきた。

 想像してみていただきたい。国仲涼子似のキャバ嬢が上のクチと下のクチの両方からヨダレを垂らして喘いでいる姿を! 辛抱たまらなくなった筆者は、枕元のゴムを装着し「入れるよ」と言うのと同時に腰を沈めた。

 正常位の体制でまりチャンの首筋にキスをしながら、しばし彼女の体温を全身で味わう。熱く火照ったまりチャンの全身からメスの匂いが立ちのぼる。寒い季節には最高の抱き枕になりそうだ。

 すぐに発射してなるものかと頭の中で数年前に老衰で死んだ飼い犬のことを思い出す。

 

 
 閃いてしまった!! 飼い犬のため見知らぬ男に股を開くまりチャン。そんな彼女にワンちゃんポーズになってもらい後ろからキャンキャン言わせたろうか!

 まりチャンに四つん這いになってもらい、尻を高い位置でキープするように指示した。そして“この雌犬が!”と脳内で罵倒しながら肉棒を差し入れる。先ほどまでの挿入感と180度違う感触だ。一度のセックスで二人の女性を相手にしているかのような錯覚を覚えてしまう。

 ハッスルして後ろからガツンガツン腰をブツけていると、またもや閃いてしまった。

 
「じゃあ、この体勢でまりチャンのほうが腰を動かして!」

 
 筆者は腰の動きを止め、まりチャンの尻に押し負けないよう重心を落とす。慣れない感じで腰を前後に動かし始めるまりチャン。最初はぎこちなかったものの、数分もしないうちにコツを掴んだようでどんどん動きが激しくなってきた。

 
ビターン! ビターン!

 
 彼女の腰の動きがさらに激しくなってきた。汗だくになったまりチャンの尻肉と筆者の下腹がブツかりあうたびに、平手打ちをしたかのような音が響きわたる。そんなまりチャンの腰の動きに合わせ筆者の肉棒を奥深くまで突き刺すと、「キャン!」と鳴きまくるのだ。雌犬相手に獣姦するのってこんな感じなのかな、などとくだらないことを考えてしまった。

 そうこうしているうちに、我慢の限界が訪れた。まりチャンの腰をガシっと抱えこみ、高速ピストンを叩き込む。「おらっ! もうイくぞ! イくからな!!」といつもよりちょっぴりワイルドな筆者。

 
ふぅ。

 
 大満足である。この調子なら2回戦どころか3回戦でも余裕でできそうだ。だが、「じゃあ、そろそろワンちゃんを迎えに行ってあげなよ。」と促すことにした。とことんいい人ぶって、2度目以降につなげるための作戦である。目論見が外れ、空振り三振の可能性もある。いや、空振りするのが当たり前だろう。

 だがしかし、バットを振らなきゃ始まらない。打席に立っているだけでは決してホームランは打てないのである。

 そんなワケで、1時間弱のデートが終了。顔も可愛いし、スタイルも良かったし、性格も良さそうなまりチャン。ぜひまた会いたいものである。はたして筆者の偽善作戦は奏功するのであろうか。まぁ、たぶん無理だろうなぁ。グスン。
(文=所沢ショーイチ)

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