「玄人童貞」のための風俗デビューの心得

kabukicho0406.jpg※画像:歌舞伎町のネオンサインは今日も妖しく……photo by KUROKIYO

 真新しいスーツに身を包んだ新社会人を見かけると、新年度がスタートしたことを実感させられる。フレッシュな彼らにとって、4月とは、希望に溢れた楽しい時期であると同時に、様々なことを覚えなければならない大変な時期でもある。社会の厳しさ・仕事の難しさを目の当たりにし、時には辛さのあまり、「学生時代に戻りたい」と思うこともあるだろう。

 そんな彼らにとって、目下の楽しみといったら、なんといっても初任給! 使い道については、多くの社会人から「両親にプレゼントを贈りたい」という声が寄せられた。「今まで育ててくれた感謝の気持ちを込めて……」などと聞くと、世の中まだまだ捨てたものではないと、温かな気持ちにさせられる。

 両親へのプレゼントも大事ではあるが、就職活動を頑張った自分に対する「ご褒美」を検討してみては如何だろうか? 今後の長い会社員生活の励みにもなるはずだ。

 自分へのご褒美というと、ネクタイや腕時計など「物」を連想する人も多いかと思うが、「極上のひととき」を過ごすというのも一興である。そう、風俗だ。社会人デビューにあわせて、風俗デビューを飾るというのも、今後のモチベーションアップに大いに繋がるであろう。

 しかし、いざ風俗店に行こうと思っても、やはり未開の地に赴くというのは緊張が走る。これは何も、童貞男性に限ったことではない。学生時代に童貞を卒業した者でも、風俗デビューとなると、多少の不安が伴うだろう。ぼったくられないか・性感染症の危険性はないのか・己のテクニックは玄人女性に通用するのかなどなど。学生時代、素人(一般女性)をヒィヒィ言わせた者でも、やはりプロの女性との手合わせとなると、全く勝手が違ってくるはずだ。

 そこで、社会人としての先輩でもある風俗常連男性たちに、風俗デビューの心得を聞いてみた。まずは店選びについて。風俗とひとくちに言っても、営業スタイルの多様化により、色々なジャンルが混在しているのが現状である。ひとつひとつを解説しているとキリがないので、代表的なものをいくつかピックアップしてみよう。

 まずはピンサロ。リーズナブルな料金で、フェラチオによる「ヌキ」が体験できる。ただし、個室ではなく、シャワーもないので、落ち着いて楽しみたいという男性には「デリヘル」のほうが向いているだろう。

 デリヘルは、ラブホなどでサービスを受けるので、“2人きり感”を存分に堪能することができる。なお、本番行為は不可。素股など、本番行為以外の方法でヌクことになる。デリヘル常連男性によると、「素股を極めた風俗嬢とのプレイは、本番以上の快感が得られる」とのこと。素股は、素人(一般女性)はほとんど行なうことのない、風俗特有のプレイなので、経験してみる価値は大いにアリだろう。

 どうしても本番行為がしたいという者は、ソープランドに行くしかない。本番行為のみならず、マットプレイなど、かなり濃厚なサービスが受けられる。そのぶん、価格帯も決して安くはない。高級店ともなると、10万超えということもある。初任給では足りないだろうから、夏のボーナスまで待ったほうが良いかもしれない。

 さて、ここからは、不安要素を解決していこう。まずは「ぼったくり」について。ひと昔前に比べて、明朗会計の店舗がほとんどであるが、初心者としてはもっとも不安がつきまとう部分である。これに関しては、「会社の先輩など、常連男性に連れて行ってもらうのが一番安心」とのことだった。どんな職場にも、風俗常連者は一人くらいいるものだ。仕事以外のことも存分に学ばせていただこう。「オトコ同士連れ立って風俗に行くことに抵抗がある」という人は、風俗情報誌などにしょっちゅう掲載されている店は、比較的安全であるとのこと。

 次に、「性感染症の危険性」にも触れておこう。不思議なもので、20年近く毎週のように通い続けていても一度も感染したことがないという男性もいれば、たった一度で感染してしまう男性もいるとのこと。さらには、「感染する時は、濃厚サービスの高級店よりも、ソフトサービスの激安店のほうが圧倒的に確率が高い」と語る常連男性も。とはいえ、濃厚サービス店が絶対に安全とも限らない。要するに、風俗遊びはそれなりにリスクも伴うということ。それでも、ゴムフェラ店なら、比較的安全であると主張する常連男性は多い。また、ゴムフェラ店は、嬢のレベルが高いともいう。メンクイだという人は、ゴムフェラ店が良いだろう。

 最後に、己の技量で玄人女性を満足させられるかについて。これに関しては、「こだわらない」のが一番である。初任給は、新社会人として、一か月間汗水流して働いて得た労働対価なのだから、嬢を満足させることよりも、自分自身が満足することに集中したほうが賢明だろう。
(文=菊池 美佳子)

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