握手会の次は……若年歌手にディナーショー旋風!?

suzukiami0316.jpg※イメージ画像:『Ami Selection』/鈴木亜美/avex trax

 3月18日、歌手の鈴木亜美がディナーショー形式のライブ「鈴木亜美トーク&ライブ ディナーショー」で芸能活動を再開する。鈴木は2月に水疱瘡を患っていることが明らかになり、出演が予定されていた中国・北京でのイベントをキャンセル。活動を一時休止し、自宅療養していた。予定されているディナーショー形式のライブは、まず「ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋」で開催され、次に同月27日、「大阪新阪急ホテル」で開催される予定となっている。

 ディナーショーといえば、郷ひろみや松田聖子、田原俊彦など大御所の歌い手が開催するものという認識が一般的ともいえるが、鈴木はまだ30歳。しかし、若手の歌手にとってディナーショーが静かなブームとなりつつあるようだ。

「昨年だとベッキー♪♯がクリスマスイブに『クリスマスディナー&コンサート』と題したディナーショーを開催していました。会場は親子連れが多く、大盛況だったようですよ。同じく昨年の12月23日、品川プリンスホテルでは、モーニング娘。の道重さゆみと田中れいなが『プレミアム クリスマスディナーショー』を開催してますね。また鈴木と同日の18日には、ドリムス。の中澤裕子が『カジュアルディナーショー』を開催する予定です。会場側も、ある程度の収益が見込めるため、歓迎ムード。ファンにとっても、通常のライブとはまた違った距離感で歌手とのコミュニケーションが取れるのが魅力だそうです」(芸能関係者)

 ディナーショーは通常、ディナーとライブの時間帯が区切られており、食事をとってからライブを楽しむ形式が多い。価格帯も様々で、松田聖子ほどの大御所であれば昨年のディナーショーは4万円台だったが、若年歌手の相場は1万円から2万円台となっているようだ。鈴木の場合は税金・サービス料混みで1万8,000円~2万円。トークとライブに加え、スペシャル映像の公開、抽選会、そして来場者全員との2ショット写真撮影も行われる予定となっており、盛りだくさんな内容である。

「今後、アイドルの握手会に代わるものとして広まっていく可能性はありますね。金額も通常のライブよりは若干高めであることから、客層も良いことが多い。ファンの暴言など、握手会によく見られるようなトラブルも少なくなりますし、歌手にとっても気持ちよくファンとコミュニケーションが取れるのではないでしょうか」(同)

 これまでアイドルにとっては、握手会や楽曲リリース時のイベントなどがファンと交流できるタイミングだったが、ディナーショーであればそのタイミング以外でも開催する事が可能である。『会いに行けるアイドル』を標榜していたAKB48はかつて、AKB劇場に行けばいつでもお気に入りメンバーに会えるという事がメリットのひとつであったが、人気上昇とともに、劇場に足を運んでも目当てのメンバーは出演していない、という事態が増え、今や”会えないアイドル”などとも揶揄されることとなった。しかし、ファンとの密な交流が可能なディナーショーは、劇場に代わる新たな交流の場としての可能性を十分に持っているのではないだろうか。これから、アイドルをはじめとする若年歌手たちにディナーショー旋風が巻き起こるかも?
(文=近藤チカゲ)

『二人だけの紅白歌合戦!!』

 
ディナーショーは演歌でしょう!!

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