【合コンにおける強敵女の攻略法】~テンション低い、お酒飲めない、でもかわいい女~

※イメージ画像 photo by Tanya Bezrukih from flickr

 誰だって合コンに参加したなら勝利を手にしたい。「みんなが楽しめればそれでいい」なんて、『キャプテン翼』的なセリフは通用しない。本当は誰だって勝ちたいんだ。女の子とイチャイチャする友達を横目で見ながら、いつの間にかドリンク注文係を必死にこなすのは嫌なんだ。

 そこで、男性が合コンの序盤に重要視するのが女性陣それぞれの反応。当たり前のことだが、ビジュアルはイマイチでもノリが良い子や笑顔を絶やさない子がいると、男は徐々にそちらにターゲットを変えていく。なぜなら、勝てる可能性が高いから。反対にいくらかわいくても、テンションが低くて、お酒も飲めない子は、第一印象こそ良いものの、それをピークに評価が急降下していくのが普通。

 だけど、ここで考えてほしい。かわいい子のテンションが低いのはなぜなのか。もちろん、「この合コンがつまらない」「男メンバーが微妙」という可能性はある。だがもしかすると、単に「そういう性格」なだけかもしれない。つまり、女の子自体は別に機嫌が悪いわけでも、男メンバーが微妙でテンションが低いわけでもなく、これが彼女の素かもしれないのだ。お酒が飲めないのも「本当に飲めない」だけかもしれない。もしそうだったら、この女の子は決して”楽しめていない”わけではなく、むしろ、この子なりに楽しめているのかもしれない。

 もしそうだとすると、この女の子は普段から実際より低いテンションに見られがちということになる。となると、かわいくてもアタックする男は少ない。なぜなら勝てなさそうだから。でも実際は、決して機嫌を損ねているわけではない。つまり、こういう子はアプローチしてくる男が少ないから、かわいい割にモテない。つまりモテない分、筆者トビタのようなイマイチ男でもあっさり引っ掛かる可能性があるのだ! だからこそ考えたい。テンションが低くて、お酒も飲めなくて、でもかわいい女に対して、僕たちは合コンでどう挑むべきか。

 まず、女の子のテンションが低い理由を解明しなければならない。果たしてそれが元々の性格なのか、それともこの合コンへの不満からくるものなのか。それには、女の子の友達を活用することだ。例えば、テンションの低いA子がしゃべっているときに、チラチラと他の女に目線を送る。できれば少し戸惑いの表情を見せると良い。このとき、A子のテンションの低さが普段からのものなら女友達はちっとも焦らず、「A子はいつもこんな感じなんだ」とか「人見知りだから」と、ナチュラルにフォローするだろう。しかし、もしこのテンションの低さが”非日常”だった場合、女友達は若干焦りつつ、「それにしてもA子はかわいいよねー」と、見るも無残な相槌ちを入れるはずだ。お酒についても同じ。ソフトドリンクを頼んだA子に対して、隣りの女友達が「飲めないもんね」とすかさずいえば問題ないが、一瞬でも「あれ?」という表情をしたときは怪しい。やる気がない可能性がある。いずれにせよ、こういう子に無理やり酒を勧めるのは逆効果。すんなりソフトドリンクを注文だ。

 テンションが低い、あるいはお酒が飲めないのはいつものことだと分かった場合、筆者トビタは大抵その子にロックオンする。理由は前述の通り、あっさり引っ掛かる可能性があるから。そして、こういう子を攻略するために大切なのは、序盤で質問しないこと。質問なしの合コンなんて普通ありえないのだけれど、こういう子には最初質問しない。その代わり、他の子に質問したときに、その流れの中で「えー、それは珍しいよ。ねえ?」とか、「てかB子がナース服着たら似合いそうじゃない?」みたいに、同意を求めるフレーズや他の人の会話に加わらせる形で話題に参加させる。テンション低めなA子に対してNGなのは、自分で答えを考えなければならない質問。最悪「うん」という返事だけでも成立するような会話を続けると普段からテンション低めな子も会話が楽だし、次第に距離が縮まって、普通の質問を投げかけられるようになる

 だけど問題は、何らかの理由があってテンションが低い場合。一番可能性が高いのは「男メンバーがイマイチ」というケースだろう。こういうときは深追いしないのが一番だが、他の女性が埋まっていたり、メチャクチャ顔が好みだったり、得てしてあきらめきれないことも多い。そういうときは飛び道具を使おう。飛び道具とは「金」と「ウソ」だ。
 
 もうプライドなんて関係ない。まずは金で攻める。会計をすべて男が払うのはもちろん、最悪、その半分を自分で出してしまうのだ。だって、男メンバーがイマイチだからと露骨にテンションを落とすような女は、ちょっとした気配りやトーク技術だけで評価が急上昇することはない。となると、こういう女には分かりやすい方法しかないのだ。そう、金だ。圧倒的な経済力だ。

 さらにウソをつく。内容はズバリ「来年から4年間アメリカに行く」だ。「なんで?」と聞かれたら「ミシガン大学に留学する」と堂々答えよう。相手は混乱し必死に考えるはずだ。資格を取りに? それともただ単にアメリカのキャンパスライフを味わいたいから? てか、ミシガン大学ってすごいの? どっちにしても、この人ナニモノ…? 女の混乱が続いているところで、「いつかアメリカに招待するよ。ナイアガラの滝を見に行こう」と続ける。これで女はさらに混乱。この人タダモノじゃない、ちょっとくらいなら遊んでもいいかな……と考えるかも。そしたらあとはタクシーで高級ホテルへ向かえば完璧だ。ただし、かなり大きな出費になることだけは避けようがない。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

『お酒に弱いめぐりちゃん 「私を酔わせてどうするの?」 』

 
そりゃあんなことやこんなことを……

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