エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第44回

【ネットナンパ】援デリ嬢に騙された!

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Illustrate by ながおか

 ちぐじょー、また援デリ業者にヒっかかってしまった。ぐやじいじょー。

 出会い系サイトを使った遊びに関して百戦錬磨のつもりであったが、まだまだ筆者はケツの青いヒヨッコだと思い知らされた。今回は、つい先日遭遇してしまった失敗談をお届けさせていただく。

 いつものようにアチコチのポイント制サイトや無料掲示板を漁っている際に見つけた今日子チャン(23歳)の書き込み。

 
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今日子 23歳
東京都新宿区
[投稿時間]
8/** 19:17 
 
今日はむちゃくちゃエッチな気分です。 
 
1回じゃ物足りないので2回戦くらいできるヒトがいいな!
パイズリとかも得意だからたくさんイっちゃってね。
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ほうほう、なかなかエッチそうな書き込みじゃのぉ

オっ、この娘は写メも公開しているのか、どれどれ

 上半身のアップの写メが2枚ほど公開されていたのである。顔はお馬鹿タレントの木下優樹菜からキムチ臭を消し去った感じでかなりかわいい。

 トコショー個人としては、木下優樹菜よりも遥かに好みのタイプ。そしてパイオツは、これでもかと言わんばかりに谷間を強調した推定FからGカップ。まさにこんもりと盛り上がったってな感じで、「パイズリが得意」というアピールもすんなりと納得してしまった。

 即座にファーストメールを送信して交渉スタート。サクサクサクっと話が進み、そのまま待ち合わせの段取りとなったのである。

 今日子チャンが指定した待ち合わせ場所は新宿区役所近くのドーナツ屋さんの前。約束の時間前に到着した筆者はワクワクしながら彼女の到着を待っていた。

 それなりに人通りが多かったのだが、木下優樹菜似の今日子チャンを見逃すハズはない。携帯電話の画面を見る振りをしながら、目を皿のようにして周囲のヒトを見定めていた。

 しかし、不覚にも背後を取られてしまった。あらかじめ筆者の服装の格好を伝えてあったので、今日子チャンが先に筆者を発見して声をかけてきたのだ。「ショーイチさんですよね」。その声に虚を突かれながら振り返ると、そこには……。

 
木下優樹菜というよりもぉ、
ピンクの電話の太ったほうを大きくした感じ!

 
 往年のお見合いバラエティ番組『パンチDEデート』で、カーテンの覗き穴から向こう側の女性を初めて目にした西川きよしのフレーズが思い浮かんでしまった。筆者も目をむき出しにしながら、二度見、三度見してしまう。

 今日子チャンの身長は167cmほどで、縦にも横にも十分すぎるボリュームを誇っていた。ザっと見た感じ、スリーサイズは90・80・95ってな感じだろう。どう考えても詐欺である。

 しかし、筆者のポジティブシンキングが発動して、無理やり好意的に捉えてしまったのだ。

 
化粧次第で本物の女性より綺麗になる【男の娘】が流行ってるくらいだもんな。きっとあの写メは化粧が上手くいった時にでも撮ったんだろう。それにパイオツは写メ通りの巨乳そうだから、良しとするか!

 
 後にこの前向き思考を呪うことになるのだが、刹那の間にそう自己暗示をかけホテルに向かって彼女をエスコートし始めたのである。

 出会ってからずっとうつむき気味の今日子チャンであったが、ホテルの部屋に入る頃にはようやく顔をあげてくれた。室内の明るい照明の元、あらためて今日子チャンの顔を見る。

 
どう見ても別人28号だ。いままでうつむき加減だったのは顔をはっきり見せないためだったのか…

 
 木下優樹菜を思わせる部分は欠片も無く、ピンクの電話の太ったほうを縦と横に大きくした感じの肉塊だ。

 
あちゃー、完全にヤられたなぁ。まぁ、今日はパイオツを満喫することだけを目標にしよう

 
 しばし世間話をした後、混浴するために脱ぎ始める筆者と今日子ちゃん。パパっと脱ぎ終わった筆者はベッドに腰掛けて今日子ちゃんの胸に視線を送った。

へ? なにそれ? ぺったんこじゃん!

Bカップあるかないかでしょ、それ!

 もちろん口には出さなかったが、とんでもない詐欺である。背中の肉と脇肉のせいでたしかにバストサイズは90センチ以上はありそうだが、トップとアンダーの段差がほとんどないのである。とんだバリアフリーだ! こんな物件にしてくれと匠に頼んだ覚えはねぇ!

 クレームのひとつもつけたくなったが、あまりの酷さに怒りを通りこして達観してしまった。まさに無の境地である。煩悩による繋縛から解き放たれた筆者は、あるがままの姿を受け入れることにしたのである。俗に言うムカフーン打法だ。

 チャチャッっと混浴を済ませ、ベッドで開戦。愛撫の途中で悪戯心が巻き起こり、「そういえばパイズリが得意って書いてあったよね。パイズリしてくれるかな?」と聞いてみた。バリアフリーゆえ、できないのは百も承知でそうたずねたのである。きっと業者のオッサンが男ウケをよくするためにそう書いただけに過ぎないのだ。すると、

「うーん、今日はローション持ってきてないからできないです。」

 とかわしてきた。”いやいや、例えローションがあったとしてもそんなバリアフリーじゃ無理っしょ!” と心でツッコミを入れながら「ふーん、そっかぁ」と納得してあげたのである。

 こうしてさして盛り上がらないまま事は進行し、無事に発射の運びとなった。もちろん2回戦なんてする気は起きなかったので、そのまま帰り支度を始めホテルの前でサヨウナラ。

 援デリ業者に騙されるたびに、「もう二度と援デリ業者には騙されない」、「援デリ業者の仕込みのオンナと分かったら速攻断る!」と誓いをたててきた。なのに、何度も同じ轍を踏んでしまう筆者。

 ”まぁ、騙されるのも社会勉強の一つだ。”そう自分に言い聞かせながら、性欲枯れるまで遊び続けるのであろう。

 でもやっぱり、ぐやじいじょー。

(文=所沢ショーイチ)

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