命すら捨てて快感を求める!? 危険過ぎるオナニー法

 古くは何度も陰茎を擦る行為ゆえ”センズリ”とも呼ばれたオナニー。1,000回まさぐらないと出せないという男性は、重度の遅漏か、赤玉(打ち止め)一歩手前くらいなものだが、男子たるものオナニーを覚えた当初は、猿のごとく陰茎をしごき続ける日々を過ごしたのではないだろうか? しかし人間とは怖いもので、いつしか”慣れ”が訪れる。ただ片手でしごき続けるのみでは物足らなくなるのだ。そして新たなる快感を求め、人は日々オナニーのやり方に工夫を凝らす。利き手と逆の手を使う、オナホールなどの道具を使う、床に擦り付ける、などが考えうるオナニーの一般的進化ではないだろうか。これらの手淫法でも得られる快感は増すことが多いだろう。

 しかし、それ以上の快感を求め続けている男たちもいる。彼らが発見した手淫法は今までに感じたことがない凄まじいほどの快感が全身を駆け抜けると言われているが、命すら冒しかねないものもある。その危険性を提唱するため、ここに記していきたい。

 まず、SM系オナニーだ。自身の体を痛めつけ、快楽を得ることのできるマゾヒスト向け。代表的なものだと、尿道に棒を入れる尿道オナニーや自身の首を締めながら行う窒息オナニーなどがある。言うまでもなく、ガラス棒が尿道内で折れたりするなど多大な危険を伴う。首絞めオナニーでは、ハリウッドスターのデビッド・キャラダイン氏が死亡したとされる。彼はオートエロティック・アスフィクシア(自己発情窒息)の愛好家だったそうで、遺体発見時には靴ひもの一端をペニスに、もう一端を首に巻き付けたうえ、さらに、ロープで両手を縛り上げ、それを首にも巻き付けていたと言われる。

 そしてこの暑い熱帯夜にウワサされるのは、オナクールだ。やり方は氷を詰めたビニール袋のようなもので、股関節部をキンキンに冷やしてからことに及ぶというもの。冷やすことで無理やり収縮させた血管が、オナニーをすることで急速に血流が良くなり快感が得られるという。この方法で、死去した人間の存在はまだ確認されていないが、自律神経などに失調をきたす恐れもあるとささやかれている。

 昨今ではペニスを使わず、肛門を使用するアナニーなるものも流行している。これはズバリ、アナルを触り気持ち良くなるオナニーのことだ。敏感な性感帯は粘膜や皮膚の薄い部位であることが多いため、やはり薄い粘膜で覆われているアナルもいじっているうちに快感が得られるそうだ。通常はアナルパールなどの器具を使用するが、中でも異色なものはアナルにフリ○クやブレ○ケアなどのミント風味の清涼菓子を入れるというものだ。肛門を異物感とミント系のスーハーとした刺激で快感が駆け巡ると言われる。しかし、エスカレートすると異物によるさらなる刺激を求め、肛門括約筋や直腸の外傷などが危惧される。最悪、人工肛門になってしまう可能性もあるというので注意が必要だ。

 最後に紹介するのは、ガナニーだ。これは陰茎にこぶができた場合に、それを押したりつまんだりしながら行うオナニーだ。もたらされる快感は、気絶せんばかりと言われている。しかしこぶ、つまり腫瘍ができたという事態はガンの可能性も考えられる。良性・悪性にかかわらず命を冒される危険があるため、ペニスにこぶができた際はあまり刺激せず、すぐに病院に向かうことをオススメする。オナニーで死ぬなど、死んでも死に切れないだろう。

 日本人は江戸時代からアダルトショップを利用し、日々オナニー研鑽を怠らなかったと言われる。しかし快感のあまり、死さえ恐れないのはいかがなものだろうか。楽しく安全なオナニーを心がけられたい。
(文=南はにわ)

『手淫補助付きオナニー指導員』

 
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