「顔出しNGだからカラダを出します!」26歳OL官能小説家をラブホで密着撮り&インタビュー

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 日本の女流官能小説家と言われてすぐに頭に浮かぶのは、ここ最近では「杉本彩」だろう。だが、彼女は芸能人であって、官能小説家を本職としているわけではない。ただ、男の理想として”美しく、エロスの象徴のような女性”に、赤裸々な女の性態を描いてほしいのは事実だ。そんな官能小説界に、男の理想に迫る女性作家が現れた。

 彼女の名は小川沙耶、26歳。OLをしながら、日刊スポーツにて官能小説を連載し、それに加筆修正した官能文庫『美人妻・肉棒狂い』(大洋文庫)が6月6日に発売される。美しく、透明感のある彼女が、どんな感覚で官能小説を書くのだろうか。顔出しはNGということで、「では体は?」とおやじギャグと理解しつつ尋ねたところ、なんとOKが出た。

bijinduma0603z.jpgこちらが沙耶さんの著書『美人妻・肉棒狂い』/大洋図書

 まさかの事態に、急きょ、場所をラブホテルに変更。顔出しNG、体出しOKの女流官能小説家・小川沙耶氏にインタビューを行った。

──女流官能小説家というとなんだかひどくエロい響きに感じますが、実際の沙耶さんは、本の中に出てくる過激な性描写のような経験が多いのですか?

小川沙耶(以下、沙耶)「エロい映画とかは好きですけど、私自身は経験人数も少ないですし、まだまだ小説のようなセックスを経験したことはないですね。でもいつかしてみたいプレイを妄想して、イメージトレーニングをすることはよくあります(笑)」

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──現在、派遣OLとしても勤務されているそうですが、会社の人に官能小説家であることは公表しているのですか?

沙耶「いえ、秘密です(笑)。仲のいい友人には話したりもしますが、上司には絶対バレたくないんですよー。だから今日のこの取材も、ほんとドキドキです」

──官能小説家だけでやっていこうとは思わないんですか? 

沙耶「うーん。金銭的にまだちょっと厳しいので、しばらくは派遣OLと兼業すると思います。それに私の小説って、ほとんど実話がベースになっているんですよ。同僚のエッチ話を基にしたりとか、そういうものが多いので、ネタ集めという意味でもOLはやめられませんね。このスタイルを私は勝手に『ノンフィクション的官能小説』って名付けています(笑)」

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──この文庫の中では、9人の人妻がエッチな物語を繰り広げていますが、彼女たちも全員お友達がモデルなんですか?

沙耶「4人は友人で、そのほかは知り合いのライターさんや編集さんに紹介してもらったりしました。うれしかったのが、出来上がった小説を見せたら、みんなが『こんなにエロく書いてくれて感激です!』って喜んでくれたことですね」

──読んでるとついつい(勃起して)立ち上がれなくなってしまう表現もありますもんね。ズバリお聞きしますが、こんなにエロい文章を書いていると、書きながらオナニーしたくなったりしませんか? 

沙耶「官能小説って、抜けなきゃ意味がないと思うんですよ。変に文学的過ぎたりするとオカズにならないと思うし。だから極力想像しやすい表現で、よりエロく書くようにしています。オナニーについては答えにくいなあ(笑)。でも、しますよ。自分が書いた文章に欲情するっていうのは、なんだかいけないことをしているみたいで、より燃えちゃいます。女性の官能小説家の中には「絶対オナニーなんかしません」という人もいるみたいですが、ずっとその人の小説を読んでいるとなんとなく分かるものですよ。あ、この人ここでオナニーしたな、って。文のテンションに、あるとき急にスッキリ感が出てきたりして(笑)。私の小説でも、きっとそういうところがたくさんあるんじゃないかと思います。でも、分かったとしても、それを指摘されると死ぬほど恥ずかしいので、ここでオナニーしたでしょ? とか聞くのは勘弁してくださいね(笑)」

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──了解しました(笑)。プライベートな質問になってしまいますが、現在お付き合いしている男性はいますか?

沙耶「実は小説が原因で別れたばかりなんです。彼には官能小説のことは秘密にしてたんですが、あるとき私のパソコンを使った彼に原稿を見られてしまって。彼は私のことを、どちらかというとおとなしいタイプだと思っていたみたいなので、びっくりされてしまって……。さらには書いた小説を日刊スポーツで一応プロとして連載させてもらっていることにも驚いたようで。それからなんだか気まずくなってしまってフェードアウトっていう感じです。私の書く性描写にオトコとしての劣等感を感じたとも言っていました。私が小説のようなセックスを望んでいるんじゃないかって。愛があれば私的には満足だったんですけどね。って、まあ、終わった話ですし、縁がなかったんでしょうね」

──では今は彼氏募集中ということですか?

沙耶「彼氏も仕事も募集中です!(笑)小説だけじゃなく、コラムやエッセーも執筆してみたいんですよー。どんな媒体でも丁寧に、一生懸命書かせていただきます。小説の連載ももっと増えたらいいな。フィーリングとタイミングの合う彼氏も欲しいですが、まずは仕事優先ですね」

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 官能小説が好きで好きで仕方なく、未経験ながらも日刊スポーツのドアをたたき、この業界に足を踏み入れたという彼女。OLはまだ辞められないと言っていたが、顔出し解禁ともなれば、メディアへの露出は途端に増え、執筆活動に専念せざるを得ない状況になるだろう。それどころか、今回、こうしてラブホテルで過ごした時間が、幻のように感じる日が来るのもそう遠くはないのかもしれない。
(取材・文=大西一成)

小川沙耶(おがわ・さや)
26歳。現役派遣OLの官能小説家。昨年10月に、日刊スポーツの連載「ペニ狂い」で官能小説家デビュー。『美人妻 肉棒狂い』が大洋文庫から6月6日に発売される。
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