ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポート

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像1大人気のコスプレイヤーたち。左から、チョッコレートちゃん・木下小恋。ちゃん・SA(さぁ)ちゃん。

 2010年5月5日、こどもの日。小寒い海風が吹く中、TFTホール1000は15時のオープン前から50人以上もの列が出来、コミケを彷彿とさせる熱気がムンムンと立ち上っていた。そのイベントの名は「COSHOLIC02(コスホリック02)」。このイベントは、ROMと呼ばれるCD写真集を中心としたデジタルコンテンツの即売会で、昨年の12月30日に第1回が開催され、今回はその2回目。前回の秋葉原の会場よりも数段グレートアップしての開催となっていた。

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像2DVD「強風パンモロ!」に出ているコが目の前に! 至福の時です

 イベント主催者の一人カメラマン満茶氏によれば、もともとがコミケの中から派生した”第2コミケ”みたいなもので、大きな違いは本家が同人誌やCDドラマなどの2次元メディアを扱うのに対して、こちらはアニコスなどを身にまとった実際の人間が登場する3次元メディアを扱っていることだという。ということで、当然主役はコスプレイヤーと呼ばれるSEXYな女性たちとなる。

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像3モデル事務所・breez promotion所属の女のコたち。
左から杉崎紗南ちゃん・市倉ありさちゃん・櫻井ゆいちゃん

 まっ、ぶっちゃけ、『エヴァ』の綾波レイや初音ミクや、最近人気の『魔法少女まどか☆マギカ』みたいなアニメの人気キャラのコスプレをしたお姉さんが、自ら持参した手作りのROMを売ったり、ファンと撮影会をしたりする、そんなお祭りみたいなイベントだ。

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像4以前、メンズサイゾーでも取材した結月里奈ちゃんの姿も

 だからTwitterなどでは、1カ月くらい前からレイヤーと呼ばれる彼女たちのROM作りへの悪戦苦闘ぶりがこれでもかと書き込まれる。みんな、この「COSHOLIC」のために命までは懸けないが(笑)、心血注いで作品づくりに励む。もちろん、ファンもこの日を楽しみにして来る。なんせ、写真や動画でしか見られない彼女たちと”生”で会えるのだから。

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像5「緊縛専門」の御旗は会場内でも目立つ。ファンの熱気で、はためきます!!
ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像6ミニマムサイズ(身長140cm台!)の”このは”ちゃんの前は常にファンが!!

 ところで、そんなコスプレイヤーの名前を世に広めたのが、「メンズサイゾー」でもおなじみの”うしじまいい肉”という女の子。彼女の功績は計り知れず、うしじま(登場)以前と以降では明らかにコスプレイヤーの内容、広くはコミケの概念も変わってきている。ある意味、彼女は日本のコミケが生んだ”革命児”、エポックメーカーなのかもしれない。現に、彼女の活動はレイヤーの世界を超えて、今ではサブカルチャーの世界での寵児ともなってきている。大勢のコスプレイヤーたちの目標、カリスマ的存在にもなっているのだ。

 実はイベント発案者のひとり・満茶氏自身も実際にブースに立っていて、会場内ではレイヤーさんと同じ立ち位置にいるのだが、率直な感想を聞いてみると、

「コミケと違って和気あいあいとしているのがいいですよね。1,000人くらいの入場で、撮影スペースも考えればこれくらいの規模がいいのかも。あんまり多いとトラブルも起きますし(笑)」とのこと。

ファンとコスプレイヤーが混然一体となった2.5次元のお祭り「COSHOLIC02」レポートの画像7不知火舞のコスプレは永久に不滅、というか鉄板!!

 ちなみに、SEXY系のレイヤーさんの場合は撮影タイムはもう、満員ラッシュ並みの混み具合となる。押せや押せやのパニック。そんなところに、終了間際に到着したうしじまいい肉という人は、やはりすごい(嗅覚)。たちまちファンが殺到し、徹夜で作った100枚近くの新作をものの数十分でさばいてしまう。その様子は、嵐が来たかのごとく(笑)。

 この「COSHOLIC」、満茶氏によるとこの後、夏コミ、冬コミというくらいのスパンで開催していく予定とのことだが、将来的には海外、中でも、韓国や台湾あたりでもやってみたいとの構想があるという。日本が生んだ偉大なるオタク文化、そこから派生した「コスプレイヤーの祭典」が海を渡る日は果たして来るのだろうか。

(取材・文=山本寅次郎)