レディー・ガガ「ドラッグ常用」発言でCMにも悪影響? ドラッグとアーティストの関係

gagatheremix.jpgレディー・ガガ『ザ・リミックス』ユニバーサル インターナショナル

 今月13日のグラミー賞で最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞など3冠を達成したアメリカの歌姫、レディー・ガガ(24)。授賞式では巨大な卵型カプセルの中から登場して観客の度肝を抜き、先日は自身の血液を混入した香水をプロデュースすると発表するなど、話題を振りまき続けている。奇抜な衣装や見る者を驚嘆させるパフォーマンスで知られる彼女は日本での人気も高く、KDDIのスマートフォン「Android au」のCMでイメージキャラクターを務めている。話題性だけではなく、グラミー賞3冠という実力も見せつけたことで、今後はさらに日本での活躍が増えそうだが、彼女の奔放な発言は日本の広告業界に波紋を広げている。

 問題となっているのは、グラミー賞受賞後に米テレビ局CBSの看板番組 『60ミニッツ』でインタビューを受けた彼女が、「大量のウィスキーを飲んで、大麻を吸いながら曲作りをしている」と発言したことだ。今回だけでなく、ガガは「ウソをつきたくない」というスタンスから、過去に雑誌のインタビューで今も年に数回はコカインを使用していると認めている。さらに、10代の頃に深刻なヘロイン中毒であったことを明かしており、そのせいで当時は家庭崩壊寸前だったという。家族の協力もあってヘロイン中毒からは抜け出したものの、いまだにドラッグを止められずにいるようだ。

 彼女はインタビューにおいて、自分の過去の薬物中毒経験は「最悪だった」とし、若者たちに自分のような経験をしてほしくないと若者のドラッグ使用に否定的な意見だが、自分が今でもドラッグを使用しているようでは、あまりにも説得力がない。奇抜さがウリのアーティストならば、奔放な発言もキャラクターづくりに必要不可欠ではあるが、イメージが何よりも大切なCMの世界では、それを許容するのは難しい。今後は非常に”使いづらい”タレントとなるだろう。

 ところで、ドラッグで逮捕されるミュージシャンは国内外問わず多く、ドラッグ体験をベースにした曲を発表をする者も少なくない。

 有名なところでは、ビートルズの名曲「Lucy in the Sky with Diamonds」はタイトルの大文字を抜き出すと「LSD」になることで知られ、LSD体験を基に作られたとされている。ドラッグを体験することで名曲を生み出すことができるとも言われるが、果たしてそんなことが有り得るのだろうか。

「幻覚系のドラッグなどは、普段は見えないもの、感じられないものを体験できるのは確かですが、それは使用者の想像力を超えるものではありません。才能のない人間がドラッグを使っても、つまらないものしかできないでしょうね。あくまで才能ありきであり、ドラッグそのものには優れた作品を生み出す力はありません。むしろ、曲作りのストレスやライブの緊張を和らげるためにドラッグに走るアーティストが多いのでは。それで優れた作品ができたとしても、単に気を大きくするためにドラッグを使っただけ。ドラッグに溺れる人間が”小心者”であるというのは、アーティストも一般人も変わりませんよ」(ドラッグ経験者)

 そうなると、奇抜な衣装やパフォーマンスで世界の注目を集めているガガも、実は繊細な小心者ということだろうか。一般人には想像もつかないようなストレスに晒されているのは間違いないだろうが、ドラッグ常用の先にあるのは破滅のみ。若き歌姫に早々に破滅の日が訪れないことを祈りたい。
(文=ローリングクレイドル/Yellow Tear Drops

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