エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第2回

自衛隊員もハマった!! 出会い系の3P事情

101016tokosyo-02.jpg*イメージ写真:写真中央は筆者

 2010年1月、海上自衛隊の海曹長Sが児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されるという事件が起こった。容疑はJK二人と3Pしちゃったというウラヤマケシカランもの。このSが利用していたのは「わくわくメール」という出会い系サイト。じつはこのサイトは筆者がヘビーローテで愛用しているトコロでもあるのだ。

 筆者もこのサイトで数回ほど3Pを経験しているので、今回はその経緯と最近の事情を報告したい。あっ、ちなみに筆者のお相手はいずれも20代の女性。本来ならこのサイトは18歳以上しか利用できないので、上記海曹長Sはよっぽど運が悪かった(良かった?)のか確信犯だったのであろう。

 女性二人との3Pだなんて、一昔前はソープで倍額の料金を支払って二輪車ぐらいしか考えられなかったものだ。しかし、携帯電話を媒介した出会い系サイトの隆盛につれて事情が変わってきた。

 携帯電話さえあればいつでもどこでも誰でも相手を探せるようになり、出会い系の敷居が低くなった。そのおかげで出会い系を利用する女性ユーザーの数が激増したわけだ。そんな中、「エッチな出会いに興味はあるケド、男のヒトと二人っきりになるのは怖い」だの「友達となら万が一暴力沙汰になっても平気そう」といった考えの女性が増えてきている。それゆえ、3Pの募集をするカキコミが頻繁に見られるようになってきているのだ。

 冒頭の事件のせいで「素人女性二人と3Pできるサイト」として有名になったわくわくメール。事件後しばらくの間はその評判のおかげで男性ユーザーがなだれ込み、非常にアポが取りにくくなっていた。筆者のように長年このサイトを愛用している立場からすると、ホントいい迷惑だったのだ。そんなフィーバーが静まりかけた今年の夏のお話。いつものように気になるカキコミを探すべくサイトを覗いていると、

「中肉中背20代前半の女子2人組デス! 私たちとエッチに遊びませんか?」

 という募集を発見!! 即座に返信ボタンを押して、定型文のファーストメールを送信。彼女たちの書き込みからわずか5分後に返信できたのが幸いしてか、スグに返事が届いたのである。なんだかんだと条件交渉をして、無事に待ち合わせる段取りとなった。

「じゃあ、今日の夜20時にN駅の西口で待ち合わせお願いしますね」

 久しぶりの素人女性との3Pに胸躍る筆者。しかし、N駅という指定場所に違和感を感じた。新宿駅から2駅ほどなのでさほど交通の便が悪いというわけではないが、繁華街といった場所ではない。さっそくGoogleMapを閲覧して駅付近を探索してみたが、ラブホテル街らしき場所は皆無だ。そこで、「N駅の付近ってホテルとかあるんですか?」とメールしてみた。すると、

「うん、平気平気。大丈夫だヨ!」

 とのお返事。まぁ、あんまり詮索したりして逃げられたら嫌なのでそのまま快諾することにした。

 約束の時間の10分前にN駅に到着。初めてその駅で下車したわけなのだが、予想以上に何もない街並みでラブホテルなんてなさそうな雰囲気。もしかしたら、待ち合わせ後にタクシーでホテル街に移動するパターンかな? だとすると想定外の交通費が余分にかかってしまう、とアレコレ思案していた。そして約束の時間ちょうどに背後から声をかけられる。

「ショーイチさんですよね?」

 振り向くと、金色に近い茶色の巻き髪ギャルが二人いた。二人とも最もふくよかだった頃のフカキョンをさらにもう少しふっくらとさせた感じだ。余裕で筆者の許容範囲である。そして二人とも寝巻きと見紛う感じのジャージ姿でサンダル履きだった。キャバ嬢っぽい髪型とメイクなのにジャージ姿。なんとも妙な組み合わせではあったが、それが逆に筆者の劣情に火をつけた。

「あ、ミキちゃんとリナちゃんだよね? 今日はよろしくね。ところでこの辺ってホテルあるのかなぁ?」

 そう問うてみると、

「えーっとぉ、今日はワタシんちでしませんか?」

 とのお返事。ビックリである。初対面の男性を自宅に招き入れるとはさすがゆとり世代。まぁ、これも2対1という数的アドバンテージを向こうが握っている賜物かもしれない。

「も、もちろんだよ!」

 即答したのは言うまでもない。駅付近のコンビニでゴムと飲み物を調達し、ミキちゃんの家に向かうことになった。コンビニの袋をブラ提げながら二人の後をついていく筆者。二人の向う方向はどんどん大通りから遠ざかり、外灯すらまばらになってきた。ここでハタと気づく。もし美人局だったらヤバいなぁ、と。

 数分後、住宅街の角を曲がると小さな神社が面前に現れた。ジャリジャリと小石を踏み分けて先行するミキちゃんとリナちゃん。んー、怖いお兄さんが今にも出てきそうな雰囲気である。まさにオヤジ狩りにはもってこいのシチュエーションだ。しかし、もやしっこ体型で運動音痴の筆者ではあるが、逃げ脚の速さだけには自信があったので臆せず二人の後に続いた。結局は筆者の杞憂に終わり、その神社を斜めに横切るような感じで住宅街へと戻った。単なるショートカットだったのだ。

 というわけで無事にミキちゃんのワンルームマンションに到着。バラエティー番組を見ながら、くつろいだ雰囲気の中、相手を代えつつの2回戦が終了。プロ並みの連携プレイはなかったものの、素人女性二人相手の3Pを十分満喫することができた。こういう美味しい思いが味わえるからこそ、ネットナンパはやめられないのである。たとえそれが、99回の失敗が前提の上での1回であってもだ。

 それから半月後、仕事先の出版社を訪れた際に知り合いの営業マンに声をかけられた。

「所沢さん、先々週あたりN駅近くの神社を歩いてましたよね。しかもギャル二人と一緒に。ナニしてたんですか?」

 筆者がおっかなびっくり神社を歩いている所を知人に目撃されていたとは! 世間はホント狭いものである。その営業マン曰く、

「尋常じゃないくらいニヤけた顔してましたよ。普段と全然違うので、声をかけられなかったほどでした」

 とのこと。いつ襲われてもいいように覚悟していたハズだったのだが、目先の揺れる二つのお尻に心を奪われていたようだ。このスケベ心のせいでいつかは痛い目に会うのかもしれない。だが、煙草と珈琲とモンスターハンターと出会い系と風俗遊びとオナニーだけは死ぬまで止められない。煩悩だらけの筆者であった。
(文=所沢ショーイチ)

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