『王道ど真ん中 新人 優木ひかる』優木ひかる

 AVの歴史が始まって約30年。今ではあらゆる属性の嗜好を満たす多様なAVが制作され、ノーマルとアブノーマルの境界線は曖昧になった。それでもやはり、王道と言うものは健在だ。王道とは、一定のクオリティーを確約した水準値であり、本質そのものとも言える。

 というわけで、最近、なかなか自分の好みに合うAVを見つけられないとお嘆きの方。ここは一度、冒険の足を休めて王道に立ち返ってみてはいかがだろうか?

 本日ご紹介する作品は新人女優・優木ひかるちゃんのデビュー作。現在19歳の彼女は、元芸能人でもなければ、特殊な職歴もない。しかし、それこそがかつての新人AV女優の王道だったはず。昨日まで素人だったコだからこそ、ピュアでウブで清純な姿を露わにしてくれるというもの。どこに動いてもついてくるカメラと、予想以上にスタッフで溢れ返ったスタジオに緊張感を露わにし、それでも懸命に笑うあのぎこちなさ。そんなAVデビュー作王道の味わいで楽しませてくれる正統派美少女である。

 正統派と言っても、人形のように味気ないわけではない。ルックス的には仔ウサギ系でつぶらなタレ目が可愛い優等生タイプ。はにかむと、キュパッと凹むえくぼが愛くるしい女のコだ。まさに「なぜ、こんな可愛い子がAVに!?」という、王道な衝撃を感じさせてくれる子で、自分のマ●コさえまともに見るのは恥ずかしいというウブな性格もナイス。とにかく文句のつけどころのない良いコちゃんだ。しかし、それが取りつくろっている感じではなく、芯から良いコなんだろうな~と実感させられるのが、初フェラのシーンだ。緊張の眼差しでギンギンに反り返ったチ●ポを見つめると、ちょっと困った顔で男を見上げながら一言。

「あ……もっと奥までシタ方がいいです?」

 これが反則ってくらいに可愛らしい! 当然、初エッチは超受け身で、喘ぎ声は線の細いアニメ声。初めての潮吹きに目を丸くして驚き、髪を振り乱して感じたこともない緊張感と快感の中、極限状態に達していく。ザーメンを顔に浴びて目をトロンとさせるところなど、「んも~っ!!」てなほどに胸がキュンとなってしまう!!

 その後は、玩具を使った性感チェック、3Pへと続いていく。太いバイブを挿入されるとキツそうに顔を歪め、抜いた瞬間にトロ~リと流れこぼれた愛液が大写しになっていく。3Pでは、正常位で責められながら、顔の上にもう1本のチ●ポを差し出され、泣きそうな声で喘ぎながら、懸命に上下のチ●ポを受け止める。

 彼女の完璧なまでの優等生ぶりは、まさしくデビュー作の王道である。しかし簡単に王道と言うものの、誰もが万人受けできる力を持っているわけではない。精一杯の力を発揮してこその王道なのだと、彼女の汗ダクのセックスを見ていてハタと気づかされた。決意を持ってAVデビューを果たしたのであろうひかるちゃん。その真っすぐな足取りは、好みのAVに出会えず彷徨うAV難民を救う力があるかもしれない。そう思わせてくれる期待の新人である。
(AV評:文月みほ)
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