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浮気がバレたのは……電話会社のせい!?

844099523_cb7f38e791.jpg※イメージ画像 photo by Americatidol from flickr

カナダ発

 泥棒に入った家のガレージが開かずに閉じ込められた、妻子持ちの浮気相手が自分だけではなく他にもいた、勝手に入った家のプールで溺れた、または他人の家の前で転んで怪我をした……など、北米社会ではどんなに馬鹿らしい理由でも自分が損(?)をすると、他人に責任を転嫁したうえ、相手を訴えて金銭的な賠償を受けようとする傾向が見られる。北米に弁護士が多いのは(卵が先か、ニワトリが先か?)そのせいであろうか。

 携帯電話の記録から浮気がバレる話は決して珍しくない(有名なところでは、タイガー・ウッズもそれが原因で妻に浮気がバレたらしい)。しかし、浮気がバレて夫に離婚された子持ち女性が、何を思ったか電話会社を訴えるという裁判のケースが、現在カナダのトロントで争われているという。

 この女性、浮気相手と毎日のように長話をしていた記録が携帯電話の請求書にバッチリ記録されており、それを見て不審に思った夫が追及したところ、浮気を白状したという。そしてその1カ月後、夫は離婚を申請して家を出た。

 訴状によると、女性は「夫が出て行ってから職場でも泣きじゃくり、集中力に欠けて仕事にならず、ついに解雇された」そうである。元々この携帯電話は女性が旧姓で契約していたものだが、後になって様々なサービスを追加したため、電話会社がまとめて一家に請求書を送るようになった。その結果として、夫が請求書を開け浮気がバレた、として電話会社に60万カナダドルを支払うように要求しているという。

 電話会社のほうはもちろん「女性は訴状で自分が浮気したことを認めている。当社は、彼女の浮気やその顛末については一切責任を負わない」とコメントしているそうだ。

 普通の頭脳を持った人間にしてみればまったくトンチンカンな話だが、そこはランダムに選ばれた一般人が裁判の判決を下す陪審制が普及している北米社会。前出の「泥棒に入った家のガレージが開かず、中に閉じ込められた」男性は、見事に家主から賠償を勝ち取ったらしいから、あながち馬鹿にも出来ない話なのである。
(文=相馬 佳)

『今日、あなたの妻が浮気します。日帰り温泉旅行 25歳~あさみの場合』

 
こんな美人妻なら、陪審員も同情しちゃうんじゃ……

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