素早くゴムを装着し、正常位の体勢で挿入。
「ユミカちゃん」
「は、はい」
「オマンコもとっても素敵だよ。もの凄く締まっていて、すぐにでも出ちゃいそうだよ」
「い、痛くないですか?」
「俺のほうはただただ気持ちいいだけだよ。ユミカちゃんのほうこそ痛くない」
「だ、大丈夫です」
「それじゃあゆっくり動くけど、痛くなったらすぐに教えてね」
「わ、分かりました」
上半身を密着させ、ディープキスしながらゆっくり腰を振り始める。
ガシっ!
ピストンを開始した途端、ユミカちゃんが両足をこちらの腰を抱え込んできた。さらに、両手で筆者を抱きかかえてきたのだ。
いわゆる“だいちゅきホールド”というヤツだ。
はぁぁぁぁ、ショーイチ、幸せぇぇぇぇぇぇぇ!!
長い手足でこちらの身体を拘束されるのは、通常の“だいちゅきホールド”より3倍は気持ちいい。
母の胸に抱かれる乳飲み子のような気分となってしまった。思わず“ママン”と甘えたくなったが、寸でのところで踏みとどまる。
「ゆ、ユミカちゃん…」
彼女の名前の後に続いて「大好きだよ」と言いたくなってしまった。だが、ドン引きされること間違いなしなので次の言葉を無理やり飲み込む。
「ユミカちゃん、ユミカちゃん、ユミカちゃん!!」
「しょ、ショーイチさん、ショーイチさん、ショーイチさん!」
「ユミカちゃん、ユミカちゃん、ユミカちゃん、ユミカちゃん!!」
「ショーイチさん、ショーイチさん、ショーイチさん、ショーイチさん!」
お互いの名前を連呼しながら正常位でつながるふたり。
そしてあっという間に限界を突破。
「ユミカちゃん、イクよ、イクよ、イクよっ!!」
「ショーイチさん、来て、来て、来てッ!」
ディープキスで互いの舌先を絡めあいながらラストスパートを行う。
ふぅ。
大量のザーメンを吐き出した後もピストンは止まらない。
ディープキスをしながら5分ほどピストンを行う筆者なのだった。
その後、余韻をたっぷり味わってからチンコを引き抜く。
即座にお掃除クンニを開始するべくオマンコ様に顔を近づける筆者。
しかし、それを察したのかユミカちゃんが股を固く閉じてしまった。
「ね、お礼にオマンコ舐めさせて」
「だ、駄目です」
「どうして?」
「だ、だって汚いですから」
「汚くなんかないよ。今日のお礼にどうしてもオマンコをペロペロして綺麗にしたいんだ」
「本当に無理です! それはごめんなさい」
初対面の女性を相手に無理強いするのは筆者の流儀に反する。仕方なくお掃除クンニを諦め、ティッシュで彼女の股間を軽く拭き取るだけにしておいた。
その後、帰り支度の最中にLINEを交換することにも成功。再会を固く約束した後、ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送る。
「本当にいつでもいいから、連絡してね」
「は、はい」
「今日以上にたくさんご奉仕させてくれたら嬉しいな」
「き、今日以上ですか?」
「うん。次はもっともっと愛情を込めてご奉仕させてもらうからね」
「は、はい。す、少し楽しみです」
「え? 少しだけなの?」
「あ、そうですね。とっても楽しみです!!」
こうして筆者より10センチ近く背の高い女性とのデートが終わった。
コンプレックスを抱えているユミカちゃんに対し上手く立ち回ったつもりだが、それは筆者の独りよがりだったのかもしれない。
筆者の立ち回りは正解だったのか否か。その答えは彼女のほうから再会を持ち掛けてくるかどうかにかかっているだろう。
いつの日になるのかまったく分からないが、気長に連絡を待ちたいものである。
(文=所沢ショーイチ)