1980年代初頭、一世を風靡した「愛人バンク」。90年代の「援助交際」や現代の「パパ活」につながる、男と女の出会いの場だ。名称こそ違うが、どれも金銭の受け渡しを前提とする、いわば「愛人契約」。
FAプロ最新作『この世の色と欲 愛人契約』は、「愛人バンク」を通じて出会い、そして交わり合う男女を描いた作品だ。
金を払い、男は女を抱く。一方、女は男の欲望を満たす見返りに金をもらう。そんな性と金が混じった関係で、男女はどのようなセックスを見せるのだろうか。
では、さっそく中身を見ていこう。
【chapter.1】愛人登録・金で繋がる女たち(主演:真崎あやと、美咲みなみ)
<黒沢優作(弁護士)と高木由美(無職)の場合>
由美は22歳で銀行に就職。職場の上司と結婚を前提に付き合っていたが別れ、職場に居づらくなり退職を選ぶ。収入がなくなり、愛人契約を望む男女をマッチングする「愛人バンク」に登録した。
そして出会ったのが弁護士の黒沢優作である。
「週1回のセックス。月10万円でどう?」
由美は黒沢の条件を了承。そして、ふたりはホテルへ。
「よし。一緒にお風呂入ろうか」
「無理です…先に入ってください」
それぞれにシャワーを浴びてベッドへ。由美は怖がっているような、怯えているような表情をしている。
「力抜いて。そんなに緊張しなくていいんだよ」
黒沢の優しい言葉にリードされ、由美は裸で寝転がる。そして、
「私は黒沢さんが好き、私は黒沢さんが好き」
と何度も言い聞かせる。
黒沢がキスをするも、由美の唇は固く閉ざされ開かない。身体中を舐められ触られるも、由美は目をつぶり、ただ「好き。黒沢さん好き」と暗示をかけるように唱えるだけ。
しかし、由美は黒沢のクンニに体を震わせ、卑猥にも潮を吹いた。体は素直だ。
一度挿入された後、由美は黒沢にフェラをお願いされる。自分の愛液で滴る肉棒を、由美は躊躇なく咥えた。
「あんまりしたことないから下手くそでごめんなさい」
「そんなことないよ」
「嬉しい。黒沢さんでいっぱい勉強しようかな」
黒沢に心を開いたようなセリフを口にする由美。卑猥な音を鳴らし、激しくしゃぶる。
「もういいもういい。これ以上やられると出ちゃうよ」
正常位で再び交わる由美と黒沢。由美は大きく足を開き、黒沢を自ら抱きしめ、少しずつセックスに没頭していく。感じすぎた由美の体の震えは止まらない。最後にお腹で黒沢の精子を受け止めるのだった。
「後悔してる?」
「はい…少しだけ」
この日以降、由美は二度と黒沢の前に姿をあらわすことはなかった。