令和元年、ちょんの間事情! 一発屋はどこへ… ~ニッポンの裏風俗~

 同様のマンションちょんの間、一発屋は、各地に小規模に点在し、このタイプは今後も増える可能性はある。外観からはわからないので、周囲のスナックやポン引きに案内されて行くことになる。

 

 

 現在の風俗はデリヘルが中心のため、密室での内緒の交渉で本番サービスが可能。さらに、1万円台で遊べる格安ソープの女の子のレベルが高くなったのも、裏風俗衰退の原因のひとつと言える。

 何が起こるかわからない怪しい裏風俗より、表風俗で本番交渉する方が楽だし安心という男性が増えたということなのかもしれない。事実、その方がカワイイ女の子がいる可能性が高いのだから仕方のないことだ。

 そして最近、歌舞伎町で増えているのが某ビジネスホテルの周辺に立つガイジン立ちんぼの姿だ。そのビジホ内に部屋を借りていて、そこに誘って遊ぶシステム。これは以前、マカオのホテルリスボアの通路で回遊していた立ちんぼたちと同じシステムだ。

 ちなみに歌舞伎町の方は、近距離内にいるパートナーを探す某出会い系アプリを利用する立ちんぼもいる。ビジホなら危なくなったらすぐに移動でき、アプリで効率化するという、いかにも現代な風俗と言える。

 最後に今後の裏風俗の可能性をあげるなら、スケジュール管理に厳しくないところも少なくないので、急な出欠勤がありがちな小さな子供を抱えたお母さん(主婦とは限らない)や、生活リズムのない女の子には、裏風俗が合うのではないだろうか。さらに、風俗スキルも身につけていない援交娘などが、かけこみ寺的に利用することもあるかもしれない。

 オリンピックイヤーとなる2020年は、海外から多数の旅行者と共に、出稼ぎ嬢たちもやってくると思われる。果たしてどんな風俗の年になるのか、今からワクワクドキドキしている。できれば、穏便な1年であればいいと願う。

 それでは、良き年をお迎え下さい。

〈写真、文=松本雷太〉

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