彼女達が先に会計に立ち、店を出たところで筆者もお勘定を。店を出ると、近くのパーキングに停めた車に乗り込むところ。残念ながら、ストーキングはアッという間に終わってしまったのでした。
車の助手席に乗り込む彼女の後ろ姿を、数メートル後ろから遠目に見守っていると、不意に彼女が振り返ったのです。そして、こちらに向かって小さく手を上げ、ニッコリと昔と同じ笑顔で…。
彼女は気づいていたのでした。
覚えていてくれたこと、今も元気でいるらしいこと、それがわかっただけでも嬉しい春の夜でした。
今年も、カワイくて儚い桜が咲く季節はもうじきです。
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(写真・文=松本雷太)