だが、安井は日本選手権決勝は挫折を味わうことに。少しでも肉体をパンプアップしようと決勝ステージ直前まで階段を駆け上がるなどオーバーワークしてしまい、突如として嘔吐。その場で倒れて意識を失ってしまい、ステージに上がるのが遅れてしまったのだ。本来なら失格になってもおかしくないが、協議の結果、ギリギリで優勝。しかし、これに「遅刻したのに不公平」などとバッシングが発生し、安井は「競技をやめて逃げ出したい」と引退を考えるほど精神的に追い込まれた。
だが、安井は「ものすごく多くの人が手を差し伸べてくださって、自分一人の競技じゃない」と考え直し、気持ちを切り替えてフランスで開催された世界選手権に出場。アジア人最高位となる13位という結果を残した。
これを目にした視聴者からは「顔は美人さんなのにマッチョですごい」「美しすぎる肉体」「自分を追い込む女性は本当にカッコイイ」「本物の筋肉女子だ」「めっちゃイイ女」といった驚きと絶賛の入り混じったコメントが殺到。美人OLの鍛え上げられたマッスルボディに大きな反響が巻き起こっている。
安井は自身のブログで「確実に世界との差は縮まってきたことを実感いたしました」などと綴っており、次回の上位入賞に向けて早くも気持ちを新たにしている。その一方で今回の大反響によってメディア出演が増加しそうな気配となっており、さまざまな意味で目の離せない存在となりそうだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）
