前田敦子の「ベスト映画」に賛否…一部ファンは「元アイドルなのに…」と動揺


 その一方、映画ファンからも厳しい見方が一部で噴出している。前田は『007 スペクター』『ジュラシック・ワールド』『Mommy/マミー』などもベスト映画に挙げていたが、これに「映画通を気取ってるくせに誰もが知ってる作品ばかり」「いかにもサブカルかぶれでサムい」などといった意見が上がっているのだ。

 アイドル時代はほとんど映画の知識がなかったという前田は、グループ卒業後に女優転身するにあたって映画を大量に鑑賞する生活に突入。「DVD・ブルーレイは1000本以上を所有」「休日には2~3本は必ず観る」「1日に5本とか怖いくらい観ていた時期もある」とインタビューで語るなど超映画フリークとなった。

 そのような経緯がありながら有名作ばかりランキングで挙がっていたために「本当に映画通なのか?」と疑問を抱かれてしまったようだ。

「大作だけでなく単館系映画としては異例の高評価を受けた邦画『ローリング』を挙げていますし、かなりバランスのいいランキングだと思いますよ。大作系の作品も映画ファンなら押さえておくべきものばかりですしね。前田さんが映画フリークと聞いて当初は『本当かな』と思いましたが、名画座や小規模劇場でも目撃情報が多数ありますし、メジャーからマイナー作まで幅広く鑑賞しているのは間違いない。それに彼女は映画通ぶらず、周囲に『何も知らないので教えてください』というスタンス。それなのにあまり偏っていないのですから、取捨選択のセンスがいいのでしょうね」(映画ライター)

 どうやら「元アイドル」という色眼鏡で見られてしまうことで余計な反発が生まれていただけのようだ。徐々にアイドル時代の印象を払拭していけば素顔が伝わり、いらぬ批判は消え去りそうである。

 ただ女優として活躍する一方、AKB48の3月発売の10周年記念シングルでグループに「限定復帰」するなどアイドルのイメージを蒸し返すような活動も展開。昨年末のNHK『紅白歌合戦』でもAKBのメンバーに混じってサプライズ出演した。この「二足のわらじ」状態が、せっかく評価が高まってきている女優活動の足を引っ張ることにならなければいいが…。

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