卒業後に期待! 活動終了を迎えるアイドリング!!!メンバーの有望株


 最後の夏を迎えたメンバーは例年以上に全国のイベントに駆けずり回った。8月だけでも本公演を5回。ほかに代々木第二体育館で行われた『a-nation』、鎌倉の由比ヶ浜での『音霊 OTODAMA SEA STUDIO』、さらにフジテレビのお膝元であるお台場では『TOKYO IDOL FESTIVAL』と『お台場夢大陸』のステージに立った。ファンの中にはこうした活動を、卒業するメンバーにとっての芸能人生最後の思い出と受けとった人もいたかもしれない。もちろん、次なるステップアップとしての営業活動だと感じた人もいたことだろう。そこで、今後芸能界で強く逞しく生き残りそうなメンバーをピックアップしたいと思う。

 まずは初期メンバーとして最後まで活動していた、6号・外岡えりか(24)と9号の横山ルリカ(23)。この2人の将来は実に明るいという。ちなみに「○号」とは会員ナンバーのことで、所属した順につけられる。

「2013年まで当番組のプロデューサーを務めていたK氏は、『人志松本のすべらない話』などを世に送り出したフジテレビ期待の若手プロデューサー。その彼が、初めて本格的に関わった番組が『アイドリング!!!』で、初期メンバーへの思い入りは相当なものがあります。その影響があるのか、演技経験が豊富な外岡は来年1月クールのドラマ出演が決定しています。また、横山はK氏の趣味でもある競馬番組の出演を去年から開始している。アイドリング!!!には珍しく大人しいタイプなだけに、おじさんウケを狙ってのものでしょうが、こうした仕事が続けば少なくとも食べていけると思います」(放送作家)

 フジテレビが生んだアイドルとして今後も同局を中心に活躍していきそうだ。では2期生以降はどうだろうか。

「番組開始からMCを務めるバカリズムさん(39)は、当初アイドリング!!!との絡みを嫌がっていたんです。元々、若い女性が苦手というのもあって(笑)。ただ、それを吹き飛ばした功労者が14号の酒井瞳(26)と15号の朝日奈央(21)です。彼女たちのバラエティ能力は高いですよ。現在バラエティを中心に活動している卒業生の谷澤よりも場を読む力は長けていると評判です。バカリズムさんも今ではアイドリング!!!に対してかなり愛着がわいているでしょうから、今後2人をバラエティに引っ張る可能性もあると思います」(前同)

 あと、注目は20号の大川藍(22)。彼女の大きな魅力は、グラビアでも通用する美ボディだ。

「人気下着メーカー・PEACH JOHNでランジェリーモデルもやっていますし、菊地と同じレプロエンタテインメントに所属しているので、事務所のプッシュも期待できそうですね。エロを担当するメンバーが少なかったグループですから、卒業後は抜群のプロポーションを生かした活動に転じるかも」(前同)

 名前は聞いたことあるが、なかなか個人名まで覚えられなかったアイドリング!!!。今名前が出なかったメンバーの中にも、大手事務所に所属しているなどで将来的に有望なコが多い。まだまだ続くであろうアイドル戦国時代。全員が勝ち残るのは確かに難しいかもしれないが、気になるコがいたらチェックしておいて損はないだろう。今から名前を覚えておけば、今後のテレビがよりいっそう楽しくなるハズだ。
(文=浅野 悠)

■浅野悠(あさの・ゆう)
子役から芸能マネージャーになり、イベント会社社長と異色の経歴を持つライター。現在は経営を部下に任せ、不動産投資とギャンブルに明け暮れる日々を送っている。

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