連ドラ初主演の早見あかり、アイドル活動から離れて女優業で躍進のワケ


 ももクロに在籍していたころから抜群のルックスで知られ、大人びた雰囲気を持っていると言われていた早見。ドラマの企画に携わったフジテレビの赤池洋文氏も「(ラーメンを食べ終えた早見が)恍惚とした表情を浮かべる瞬間を見てほしい」と語っており、美人女子高生がラーメンを食べまくるというギャップが最大の見せ場となっているようだ。

「2011年にももクロを離れてから、早見さんは数々のドラマ、映画、舞台に出演して女優として活躍の幅を広げています。ももクロがNHKの『紅白歌合戦』(2012年)に出場を果たすなどでブレイクしたときには、ファンの間から『早まった?』との声も聞かれましたが、女優として考えれば早くにグループを離れて正解だったように思います。アイドル出身の女優となれば、得てして世間の目も偏ってしまう。実際AKB48の大島優子さん(26)などは、いくら女優として本格始動と言っても、『どうせアイドル時代の人気でもってるんでしょ』と見られてしまう節があります。そして、そのイメージを払拭するには、よほどの活躍が求められます。早見さんの場合、“アイドルであった過去”がさほど世間に定着していないことも、今の好調な女優業につながっている気がします」(芸能関係者)

 ももクロを離れた早見は、グループの活躍を横目で見ながら女優業に邁進した。劇団ひとり(38)やバカリズム(39)などの芸人がメーンキャストを務めたシチュエーションコメディ『ウレロ☆未確認少女』(テレビ東京系)に挑戦した際には、お笑い独特のアドリブや間に戸惑ったこともあっただろう。しかし、キャリアを積み重ねるうちに徐々に頭角を現した彼女は2014年に映画『百瀬、こっちを向いて。』の主演に起用されることに。そしてその年のNHK連続テレビ小説『マッサン』では主役を務めた玉山鉄二の実妹・すみれに抜擢され、好視聴率を獲得した作品と共に女優として広く知られるようになった。実際、その人気は本物で4月に放送された『マッサン』のスピンオフドラマは、彼女を主役にした『すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~』だった。

 女優として着実にステップアップしている早見。ここのところテレビ各局は、武田梨奈(23)の『ワカコ酒』(テレビ東京系)や貫地谷しほり(29)の『女くどき飯』(TBS系)など、深夜帯にグルメドラマを放送している。そうしたトレンドは早見も承知しているハズで、オリジナリティを発揮することに意欲を燃やしているだろう。意気込むあまりラーメンを食べすぎて“激太り”とならないレベルで、豪快な食べっぷりを披露して視聴者を驚かしてほしい。
(文=愉快)

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