ネズミも下着姿に萌えると判明


 同大学の研究室では、今回の性行動と服を関連づける実験の他に、性行動と匂いを関連づけるものも過去に行っているようだ。その実験においても、人間同様、特定の香り(その時は、ネズミらしくアーモンドの香りだった)に対して性的な興奮が高められることが分かっている。

 「人間とネズミの脳の構造と神経活動は酷似しているんです」と、同大学の心理学の教授であるジム・ファウス博士。(米国のハフィントンポストのインタビューより)

 どうやら、フェティシズムは人間だけのものではないようである。

 そして我々人間も、今回の実験における童貞の雄ネズミたちのように、テレビや漫画、AVなどによって、ある種のフェティシズムや性癖を無意識のうちに脳に刷り込まれているのである。

 もしかしたら、一切の性的な情報を与えられずに育っていたら、裸の女性を見ても興奮しない、ということも起こり得るのかもしれない。そう考えると、性的な関連付けの刷り込みがあればあるほど、私たちの性行為における楽しみは無限に広がるとも言える。

 セックスに関する情報がこれでもかと氾濫する現代日本を生きる我々は、フェティシズムの高度成長期の只中にいるのかもしれない。
(文=ツジエダサト)

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