握手会ガラガラ・パクリ疑惑…モーニング。娘と新生スマイレージに騒動、ハロプロ凋落の危機


 また、モー娘。と同じくハロプロを代表する9人組アイドルグループ「スマイレージ」は17日に改名を発表。新グループ名は一般公募され、1万件以上の応募があったが、結局はメンバーの中西香菜(17)が考案した「ANGERME(アンジェルム)」に決まった。フランス語で「天使」を意味する「ange(アンジュ)」と、涙を意味する「larme(ラルム)」を組み合わせた造語だといい、「天使のような優しい心で、いろんな涙を流していこう」との意味が込められているという。

 ところが、この新グループ名をめぐって一悶着が起きている。一部ファンから「読みにくい」「ゴロが悪い」などといった批判的な声が上がっており、さらには「GERME」には「細菌」という意味があるため、アイドルのグループ名として相応しくないとの意見も飛び交っている。また、中西はネット検索で「ANGERME」という言葉にたどり着いたそうだが、ジュエリー会社のネーミングを募集するクラウドソーシングのページで「ANGERME」という名前が提案されており「パクリでは?」との疑惑にまで発展している。

「事務所側が『スマイレージ』という名前を商標登録し忘れ、その間に別会社が登録してしまったため、改名を余儀なくされたといわれています。それだけでもトホホな話ですが、せっかくファンから一般公募したのにメンバー考案のグループ名に決めるのもチグハグ。しかも、これだけ盗作にうるさい時代に『ネット検索で見つけた言葉』をグループ名にしてしまうのだから、本当に事務所側が『ANGERME』の売り出しに力を入れているのか疑問に思えてくる」(前同)

 ハロプロの二大グループに問題発生という状況。それだけでなく、ももちこと嗣永桃子(22)らが在籍する「Berryz工房」は来年3月の日本武道館公演を最後に無期限の活動休止を発表している。その嗣永がプレイングマネジャーとして参加する「カントリー・ガールズ」(旧・カントリー娘。)は未知数の要素が多く、どの程度の戦力になるのかは不明。今のところ大きな問題なく活動しているのは鈴木愛理(20)らを擁する「℃-ute」と、2013年にデビューした「Juice=Juice」くらいだが、これでは「AKB48グループ」や「ももいろクローバーZ」などの人気アイドルに太刀打ちできるとは思えない。

 このままでは、せっかく大事に育ててきた芽が潰れてしまうことにもなりかねない。ハロプロはOGの扱いなど、難しい要素が多々あることは理解できるが、人材豊富であることは間違いないだけにグループひとつひとつを大切にして、再びアイドル界に旋風を巻き起こしてほしいものだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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