さすがにやりすぎ!? それとも神回か…『24時間テレビ』の裏で“エスパー伊東逮捕ドッキリ”の『めちゃイケ』


 このエスパーへのドッキリは、ネット上でも賛否を巻き起こしているが、エスパーという人選とヤラセで逮捕という内容は、さすが『めちゃイケ』だともいえる。そこには芸人の芸人たる所以と、これからも笑いに本気で取り組んでいくという意気込みが感じられた。また、ネット配信された『めちゃユル』でも、昨年8月に放送された『27時間テレビ』でAKB48の渡辺麻友(20)の頭を蹴り飛ばし、「放送倫理・番組向上機構」(BPO)で審議されたことにより、これまで自粛していた「爆裂お父さん」のコーナーを解禁し、ゲストのモーニング娘。’14を相手に大暴れ。「ネットとBPOは関係ないから」との発言をきっかけに、加藤浩次(45)扮する爆裂お父さんが、モー娘メンバーにジャイアントスイングをかけ、さらには鈴木香音(16)の頭を座布団越しに踏みつけるなどやりたい放題の放送となった。

 明らかにBPOを意識した番組作りをする『めちゃイケ』。それには、6月の大規模人事によって編成制作局バラエティ制作センターゼネラルプロデューサーに戻った片岡飛鳥氏の存在が大きいのかもしれない。かつて『めちゃイケ!』の総監督として名を馳せ、反BPOの急先鋒として知られた同氏の現場復帰が、以前のように刺激的な『めちゃイケ!』を取り戻したといえる。もちろん今のバラエティ界で、どれほどのことができるかはわからないが、今回のネット配信との一連の放送が、新しい『めちゃイケ!』の姿を見せてくれたような気がする。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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