熾烈なハーフ芸能人たちの戦い…「ポッと出じゃできない」発言の水沢アリーに「お前が言うな」の声


 そんなJOYの言葉はいかにも正論で、確かに水沢やダレノガレといったハーフタレントの立場は、いつ新しい人材が出てきてもおかしくないもの。しかし、自らも突然テレビに出るようになった経験を持つ水沢は、「でも、前に出るのってホント楽じゃないんだよ。わかってる?」とJOYの言葉に激しく反発。水沢の剣幕にはダレノガレも「アリー、切れてる」と漏らすほど、厳しい態度でJOYに食いついていた。

 「ひな壇で前に出る難しさを私は1年かけて学んだ」と言い、自らのタレント性を主張する水沢。しかし、そんな彼女の言葉もJOYに言わせれば、「そりゃそうでしょ。みんなやってる」と、水沢の努力などみんながバラエティで感じていることで、実践していることだと一蹴する。しかしそれでも水沢は、「ポッと出ではできない」と反論していたが、ポッと出の中のポッと出といえる自分のことを棚に上げた発言で応戦していた。

 そんな水沢に対してJOYは、「でも、みんなはできたわけでしょ?」と、ポッと出ながらもなんとかバラエティに順応し今の立場を勝ち取ってきたのだから、新しいハーフタレントが出てきてもおかしくないと説明する。さらに、「世間は新しいものが好き」なのだからと諭すように言うと、水沢もようやく納得したようだった。

 JOYの言葉に過敏に反応し、「ポッと出ではできない」と反論した水沢だったが、ネット上では、「お前が言うな」と激しいバッシングが飛び交っている。JOYの言葉があまりにも正論だったため、図星を指された水沢とすれば思わず口走ってしまったのだろう。水沢にしても、瞬く間に売れ、その後必死に努力をして今の立場を築いたのだろうが、“ポッと出”そのものを批判するのは自分を否定することに近い。だからこそ、バッシングを受けるハメになってしまった。整形疑惑について「グレーゾーン」と言ってのけたように、いつ消えてもおかしくないとの指摘も、笑い飛ばすくらいの余裕がほしかったが…。さらに彼女が芸能人としてのランクを上げるには、その余裕こそが大切な要素なのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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