5月の合言葉は「ADいない?」 この時期、テレビ業界に忍び寄る人材不足とは…


 今や若者の関心がスマホやゲーム、インターネットに移っている今、彼らが自分を表現したい場は、どうやらテレビというメディアではないようだ。ちなみに、かつて騒がれていたディレクターなどによる陰湿なイジメや暴力というのは根絶されたのだろうか?

「表面化していないだけかもしれませんが、あまり聞かないですね。でも、かつては相当あったようです。特にひどかったと今でも語り草になっているのが、聞けば誰もが知っているような人気番組を数多く手がけてきたTさん。ディレクター時代はひどかったらしいですよ。部下が作ってきたVTRの出来が悪いと髪の毛をつかんで引っ張り回したり、蹴りを入れたり…。中には歯を折られた人もいたそうです。まあ、ちょっと常軌を逸してましたね」(前・同)

 図らずも暴露された某プロデューサーの件は、もはや今回の記事で処理できないほど別次元の大問題になってしまっているが、いずれにせよ、つらい仕事はどの世界にもある。先のスタッフによれば「テレビは若い才能をいつでも探している」とのこと。超高級マンションに住むことができたり、タレントと結婚できる人間はほんの一握りかもしれないが、求職中の方はぜひ転職先として考えてみてはいかがだろうか?
(文=今井良介)

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