番長・清原和博に「覚せい剤」報道、事務所は「糖尿病治療」と否定も…チラつく黒いウワサ


 この報道に対し、清原氏の所属事務所は「入院は事実だが、薬物が原因ではない」と完全否定した。マスコミ向けのファクスで「1月下旬から体調を崩し、糖尿病と診断された」とし、2月27日から6日間、入院して治療を受けたと説明。名誉棄損での訴訟を含めた法的手段による抗議を検討しているという。

 事務所は否定しているものの、今回のスクープは同誌によるCHAGE&ASKAのASKAの覚せい剤報道を彷彿とさせる。ASKAも報道を完全否定したが、疑惑を打ち消すほどの説得力ある釈明はできず、現在は活動を休止している。報道以外にも清原氏の奇行が頻繁に目撃されていたこともあり、球界やテレビ業界では今回のスクープも信憑性が高いのではないかといわれているようだ。

 もし報道が事実なら、なぜ清原氏は薬物に手を出してしまったのか。同誌は愛人関係で“ジャンキー”だという銀座のママの存在や、清原氏の事務所の運転手が過去にCHAGE&ASKAの事務所に勤めていた事実などを明らかにし、そういった人脈が周囲に多かったことを指摘している。

「清原は夜の街でトラブルになると『オレのケツ持ちは弘道会(※山口組系の有力二次団体)だぞ!』と口癖のように言うくらい、暴力団と親密な関係。これみよがしにケータイに弘道会のストラップを付けていた時期もあります。山口組は“シャブご法度”ですが、構成員の中にはシノギとして秘密裏に扱っている者もいる。愛人や運転手じゃなくとも、ブツを入手するためのルートはいくらでもあったでしょう。ただ、シャブだけだったらあれほどブクブク太るとは思えない。ステロイドや向精神薬なども使用して“クスリ漬け”になっていたとの情報もあり、その副作用も奇行の原因になっているかもしれません」(週刊誌記者)

 薬物を使った理由について、記事はドタキャン騒動に端を発した仕事の減少や夫婦関係の冷え込みが原因ではないかと推測している。それだけでなく、清原氏の意外な“気の小ささ”も影響していると見る向きもあるようだ。

「現役時代は数々の乱闘事件を起こし、引退後も週刊誌のインタビュー記事で落合博満を『ヘタレ野郎』とこき下ろし、知人が風俗嬢から聞いた話として『落合は“アナル舐め”好きの変態』と暴露するなど、一般的には豪快な印象が強い。しかし実際は気が小さく、乱闘では体格的に勝てそうな相手しか選ばず、しかも一撃入れたら速攻で逃げる。89年にロッテの平沼定晴にバットを投げつけた乱闘は今も語り草になっていますが、翌日にロッテのロッカールームへ謝罪に行く際、清原は怖がって自分ひとりで行けず、先輩に付き添ってもらったほど。同業者への批判についても、相手のバックと自分のケツ持ちの力関係を計算して喋っている。気が小さいのに“番長キャラ”を貫いているギャップが精神的なもろさにつながり、薬物の誘惑に負けてしまった可能性もある」(前同)

 いまだ推測の域を出ない疑惑であるが、厚生労働省の麻薬取締部が要注意人物として清原氏をマークしているとの情報もある。球史に残るスターで現在も野球と関わりが深いだけに、今後の展開次第では球界を揺るがす大事件に発展しそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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