きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfume、赤西仁…「海外で人気」のカラクリ


 こういった現象は非常に多く、KAT-TUNの元メンバー・赤西仁(28)のミニアルバムが米iTunesのダンスチャートで1位を獲得し「全米デビュー成功!」と華々しく報じられるも、アメリカでの活動が続かなかったということもある。赤西はアメリカでライブも開催したが、客は飛行機でやって来た日本人や現地の日本人ばかりだったといわれている。だが、赤西のミニアルバムは総合チャートでも15位に入るという快挙を成し遂げており、ダンスチャートのみの人気ではなかったようだが……。

「赤西のミニアルバムには、アメリカの人気歌手ジェイソン・デルーロが参加しています。チャートで上位に入ったのは赤西の人気ではなく、デルーロの作品として見られていたからです。これは日本のレコード会社がよく使う手段で、倖田來未の2ndシングル『Trust Your Love』が全米ビルボード総合チャートで最高19位にランクインしたことがありましたが、これも人気DJのヘックス・ヘクターがミックスを手掛けていたからでした。倖田も赤西もアメリカでは全くの無名です」(前同)

 ここまでしてレコード会社が「海外で人気」という看板をほしがるのは、日本人が海外で評価されたものに弱いからだろうか。最近は韓国が国を挙げて韓流ブームを“捏造”しているといわれるが、日本はそれを笑えないようである。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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