「あ、も、もう、イキそうです!」
吸引舐めを仕掛けて1分も経っていなかったが、早くも頂点に達しかけるシオリちゃん。
返答する代わりに舌と指の速度を速める。
「い、イッきますぅぅ!」
あっさりと果ててしまうシオリちゃん。
余韻を味わってもらってから話しかける。
「まだまだ全然舐めたりないよ。激しくしないから、もう少し舐めていいかな?」
「え? まだ舐めてくれるんですか?」
「うん。シオリちゃんにもっともっと気持ち良くなってほしいんだ」
「あ、ありがとうございます」
再びクンニ開始。
今度は吸引舐めしながら右手中指を膣口に挿入。秒速1ミリくらいの速度でゆっくりGスポットを刺激する。
さらに左手を伸ばし、手の平を広げて両方の乳首を同時に摘まむ。
左手の親指と人差し指でシオリちゃんの左乳首を摘まみ、左手の小指でシオリちゃんの右乳首をコリコリ。手の平の大きい筆者だからこそできる愛撫だと言えよう。
そんな同時攻撃を、いつもの半分以下の速度で行う。
さらに、シオリちゃんのアヘ声が大きくなる度に、舌と指の動きを止める。
これは焦らしているわけではない。この時、筆者にはある作戦が閃いていたからだ。
たっぷり時間をかけてセックスして、その後お風呂のジャグジーで温まってもらう。その結果、シオリちゃんが終電に間に合わなくなりお泊りエッチに発展…。そんな計画を練っていたのである。
そこから10分ほど経過したところで2回目のエクスタシーを迎えるシオリちゃん。
もっと時間をかけたかったが、愚息がそろそろ限界に達しようとしていた。
「も、もう我慢できないよ。ゴムを着けるから入れていいかな?」
「は、はい!」
素早くコンドームを装着し、正常位で合体。
すぐに腰は振らず、上半身を密着させてディープキスを開始。
そのキスの最中、チンピク攻撃を仕掛けてみる。
「シオリちゃんの中で俺のチンチンが動いてるの分かるかな?」
「は、はい。ピクピクしてます」
「シオリちゃんが可愛いから、俺のチンチンが勝手に暴れてるんだよ」
「う、嬉しいです」
「痛くないかな?」
「い、いいえ。気持ちいいです」
そんな抱擁を10分くらい続けてから、いよいよ動き出す。
まだ中だけの刺激で彼女をイカすことは無理だと判断し、ピストンしながらクリトリスを攻めることに。
上半身を起こし、スローピストンと同時に右手の親指でクリをコネ回す。
「あ、あぁぁ、そ、それ、気持ちいいです」
「好きなだけ気持ち良くなっていいんだからね」
「は、はいぃぃぃ」
マン圧がグングンと高まってくる。中途半端なフニャチンだったら、この圧に負けて吐き出されいたかもしれない。
そして数分後、ついにその時がやってきた。
「ま、またイキそうです」
「お、俺もだよ」
ここでチンピクの速度を速めながら猛ピストンを繰り出す。
ふぅ。
ほぼ同時にふたりとも昇天し、大満足のエッチを終える。
後処理を終え、腕枕状態で彼女に伝える。
「本当に気持ち良かったよ。ありがとうね」
「こちらこそありがとうございます。わ、私も気持ち良かったです」
「それなら良かったぁ。満足してもらえたってことかな?」
「はい。今までよりもっとエッチのことが好きになりそうです」
「俺で良かったらいつでも時間を作るから、また誘ってくれたら嬉しいな」
「はい。絶対にまた連絡しますね」
その後、10分近くまったりしてから提案する。
「あ! そうだ。そろそろジャグジーを試してみる?」
「あ、そうでしたね。でも、いま何時ですか?」
スマホを取り出し時間を伝える。
「え? もうそんな時間ですか? 明日午前中に用事があるから、そろそろ帰らないと…」
ガガーン!
あわよくばジャグジーで混浴してからのお泊りエッチで3回戦と思っていたが、捕らぬ狸の皮算用だったようだ。
とても残念で泣きたくなってしまったが、それを顔に出すほど筆者は子供ではない。
「それじゃあ、ジャグジーはまた次のデートの時にしようか?」
「そ、そうですね」
「本当にいつでも構わないから、気軽に誘ってね」
「はい!」
その後、帰り支度の最中にLINEの交換をすることにも成功。
駅の改札口まで彼女を送り、デート終了となった。
シオリちゃんとの二度目のデートが実現したら、もっと上手に立ち回ってお泊りデートを実現したいものである。
お泊りデートの場合、宿泊費が高くつくものの最低でも3発くらい出せばコスパは十分なのだから。
(文=所沢ショーイチ)