最後は上半身を倒してM美ちゃんに密着し、濃厚なディープキスを交わす。そして心の中で「大好きだよ」と連呼しながら大量発射。
ふぅ。
こうして祖父と孫ほどの年齢差セックスが無事に終わった。
しばしベッドに寝転がりながら感想を伝えあう。
「どうだった? 今日のエッチは痛かったかな?」
「い、入れられた時に少しだけ痛かったです。でも、それ以外は平気でした」
「それなら良かった。もし次に会えたら、一度も痛みを感じないようにもっと頑張るね」
「え?」
「あ! 無理強いはしないよ。俺はこれから何度も何度もM美ちゃんに会いたいと思ってるけど、実際に会うかどうかはM美ちゃんの気持ちに任せるからね」
「あ、ありがとうございます」
その後、帰り支度の最中にLINEの交換を行い、再会を約束する。
とはいえ、再会が実現する確率は1割にも満たないかもしれない。こちらとしては全力を尽くしたつもりだが、いかんせん筆者は非モテの代表的な存在だ。
よほどのもの好きでない限り、再び筆者と会いたいと思ってくれないのだろう。
だが、それでいい。
筆者は不細工な己の容姿も含めて自分のことが大好きなのだ。これからも不細工ナルシストとしての矜持を抱きながらセックスライフに邁進したいものである。
(文=所沢ショーイチ)