しかし、筆者は違う!
女性にトコトン尽くし、愛撫して愛撫して愛撫して、なんとか満足していただき、そこで初めて挿入を許可してもらえるというのがいつもの流れである。
不細工な筆者にとって、セックスとはご奉仕の果てに初めて成り立つものなのだ。
「それに、入れられても痛いだけでした」
「あまり濡れていない状態で入れられたら、痛くなるのも当然だよね」
「は、はい。それに、エッチすると数日はアソコが痛くなっちゃうので、あまり好きにになれませんでした」
「うわぁ、大変だったね。でも、今回はどうしてこんな俺に連絡してくれたの?」
「こ、このままじゃつまらないと思って…。でもどうしたらいいのか分からなくて…。そんな時に偶然ショーイチさんの記事を見つけたんです」
「そうだったんだぁ。凄い偶然だね」
「はい」
「最初から頑張るつもりだったけど、ますますその気になったよ」
「え?」
「今日はM美ちゃんの過去のエッチの思い出が吹き飛ぶくらいたくさんご奉仕させてもらうからね」
「ほ、本当ですか?」
「本当だって。俺の記事を何度も読んだんでしょ? だったら俺がエッチの時に嘘をつかないのは知ってるよね?」
「は、はい」
「だから今日は絶対に痛くしないし、無理やり挿入とかもしないから安心してね」
「はい。最初から安心はしてます。今日は全部ショーイチさんの言う通りにします」
「ぎ、逆だよ。今日のエッチの主導権はM美ちゃんが握っているんだよ。なんでも言うことを聞くから、女王様になったつもりでいてね」
「じ、女王様ですか?」
「あ、誤解しないでね。SMとかじゃないからさ。俺のことをなんでも言うことを聞く召使だと思ってくれていいよ」
「フフ、本当に記事のまんまなんですね、ショ-イチさんって」
「うん。あの記事は事実をそのまま書いているだけだからね」
「やっぱり思い切ってショーイチさんに連絡して良かったです」
「こちらこそ、ありがとう。今日はふたりで一緒に気持ち良くなろうね」
「はい!」
ようやく自然な笑顔を見せてくれたM美ちゃん。やはり急がば回れの格言通りだ。寄り道したことによってふたりの距離が近づき、気持ちいいセックスのための下準備が整った格好になった。
そして別々にシャワーを浴び、ベッドイン。
壊れ物を扱うかのようにM美ちゃんを愛撫する。ディープキス、オッパイ愛撫と進み、いよいよクンニタイム。
時間をかけて丁寧に舐め進めていく。徐々にアヘ声を漏らし始めるM美ちゃん。
10分ほど舐めたところで、聞いてみる。
「まだまだ舐め足りないよ。もっと舐めていいかな?」
「は、はい。もっと、もっと舐めてほしいです」
即答するM美ちゃん。
「じゃ次は指を入れながらペロペロするね。激しく動かしたりしないから安心してね」
ここで中指をゆっくり挿入。
クリトリス吸引を行いながら、秒速1ミリで中指を奥に押し込んでいく。
そして根元まで挿入してからゆっくり第二関節を曲げてGスポットを攻める。さらに、左手を伸ばし手の平を広げ、彼女の両乳首を同時に転がす。
これが予想以上に気持ち良かったようで、アンアンと大きなアヘ声をもらすM美ちゃん。