しばらく余韻を味わってからチンコを引き抜き、彼女の横に寝転がって感想を伝える。
「ありがとう、カンナちゃん。本当に気持ち良かったよ」
「わ、私もです。エッチでイッちゃったの、今日が初めてでした」
こちらの想像通り、オナニーでエクスタシーに達した経験はあるようだ。
「ね、カンナちゃんさえ良ければ、またこうして会いたいな」
「え? 私みたいなのでいいんですか?」
見た目が地味なせいだろうか。やたらと自己評価が低いカンナちゃん。
「もっと自信を持ちなよ。顔も性格も身体も、そしてアソコの締まりも全部素敵だったよ」
「や、やだ。恥ずかしい」
「何回も会ってエッチすれば、その恥ずかしさも減るんじゃないかな?」
「た、たぶんそうだと思います」
「そうなったら今日の何十倍も気持ちいいセックスができると思うよ」
「何十倍もですか?」
「うん。何度も会ってれば緊張も少なくなるし、恥ずかしさも減るでしょ? その分、絶対に気持ち良くなると思うよ」
「それは想像しただけで怖いです」
「え? 何が怖いの?」
「頭がおかしくなっちゃうかも…」
「それはそれで楽しみじゃない? もし気絶とかしても、ホテルに置いていったりしないから安心して」
「フフ、気絶ですか。やっぱり怖いです」
「あ、ごめん。それじゃあ気絶しないよう手加減するね」
「は、はい」
その後、帰り支度の最中に連絡先を交換。そして駅の改札口まで彼女を送り、デート終了となった。
正直セックスアピールをほとんど感じられなかったカンナちゃんだったが、心の底から満足できるエッチだった。
やはり女性を見た目で判断するのは間違っている。一発ハメてみないと、その女性の本質は分からないのだから。
筆者もまだまだ修行中の身だ。もっともっと女性経験を積み、人間として成長し続けたいものである。
(文=所沢ショーイチ)