「綺麗な唇の形をしてるね」
「え? 唇を褒められたの初めてです」
「そうなの? 綺麗な形でとってもセクシーに見えるよ」
「フフ、ショーイチさんって女性を褒めるのが上手なんですね。こういうのに慣れていそうですし…」
「そ、そんなことないよ。こう見えてもさっきからずっと緊張しているんだ。む、無理してそれを顔に出してないだけだよ」
「えぇ? 本当ですかぁ?」
「うん。俺にとっても久しぶりのエッチだから緊張してるんだよ」
二日ほど前にセフレとお泊りエッチで中出しを3発決めていたが、それを正直に言うわけにはいかない。
どうやら会話のキャッチボールがしっかりとできる相手のようだ。そこでもう少しおしゃべりすることにした。
「カンナちゃんにとっても久しぶりのエッチなんだよね?」
「そ、そうですね」
「何年もしてないって書いてたけど、本当にそうなの?」
「はい。エッチにあまりいい思い出がないのと、性欲っていうのがあまりないみたいで…」
「そ、そうなんだ。でもどうしてあのサイトを使おうと思ったのかな?」
「な、なんとなく、このままじゃいけないって思って…」
「なるほどね。その気持ちなんとなく分かるよ。それじゃあ、今日はカンナちゃんの期待に応えられるようできるだけ頑張るね」
「あ、そ、そんなに頑張らないでください。ふ、普通でいいですから」
「了解! それじゃあ普通に頑張るよ」
「フフ、結局頑張っちゃうんですね」
「そりゃあそうだよ。セックスっていうのは、男が女性を喜ばせるための行為なんだから」
「なんですか、それ? おかしすぎます」
「やっぱり変でしょ? 俺って。でも、もうホテルに入っちゃったから逃げられないよ」
「え? 私が逃げたくなるようなこと、するんですか?」
「あ、誤解させちゃったね。絶対にカンナちゃんが嫌がるようなことはしないから安心してほしいな」
「フフ、分かってます。ショーイチさんって確かにエッチそうだけど、それ以上に優しく見えますから」
「あ、ありがとう。その信頼だけは死んでも裏切らないからね」
「こちらこそありがとうございます」
その後もしばらくおしゃべりを行い、頃合いを見計らってシャワーを浴びる。
準備を終え、室内の照明をほんの少し暗くしてからベッドインすることとなった。
軽めのキスから仕掛け、すぐにディープキスに移行。そのディープキスの途中、下から筆者に抱き着いてきたカンナちゃん。
さらに、身体をヒクヒクと動かし、早くもアヘ声を漏らし始めたではないか!
久しぶりのエッチに興奮しているのか、それとも元からこういう体質なのか? どちらにせよ、筆者にとっては嬉しい反応だ。