後処理を行い、ベッドに寝転がるふたり。
「ありがとう、K美ちゃん。前よりずっとずっと気持ち良かったよ」
「わ、私もです。やっぱり私たちの相性っていいんですね」
「うん。冗談抜きで毎日愛し合いたいくらい気持ち良かったよ」
「フフ、そう言ってもらえて嬉しいです」
「このまましばらくムギュって抱き合っていていいかな?」
「はい♪」
筆者の胸板に頬を乗せ、足を絡めてくるK美ちゃん。そんな彼女の後頭部を優しく撫でまわしながらまどろむ筆者。
10分ほど経過したところで、K美ちゃんがムクっと起き上がった。
「やっぱり今日舐めたいです」
「え?」
「ショーイチさんのおちんちん、舐めていいですか?」
「あ、ありがとう。俺ももっとK美ちゃんのオマンコを舐めたいと思っていたんだ。だからシックスナインで舐めあうってのはどう?」
「はい♪」
筆者が下になる形でのシックスナインが始まった。
20分近く互いの性器を舐めあってから、コンドームを装着してバックで挿入。
後背位で愛し合ってから、挿入したままうつ伏せバックに移行。アンアンと可愛い声で鳴きまくるK美ちゃん。うつ伏せ状態なのに器用に腰を使い、貪欲に筆者のチンコを求めてくる。
そして最後は正常位。互いの愛情を確かめ合うかのような濃厚ディープキスをしながらフィニッシュに到達。
ふぅ。
二度目の発射だったのに、コンドームの中に吐き出されたザーメンは相当な量だった。
それをK美ちゃんに見せ、ちゃんと避妊したことをアピール。
その後、帰り支度の最中にLINEのIDを交換。10年前はふたりともガラケーだったのでメールでやり取りしいたのだが、これからは気軽に連絡を取りあえることになった。
「K美ちゃんはまだしばらくこっちにいるつもりなの?」
「まだ分からないです。もしかすると、このままずっとこっちにいる事になるかも…」
「それじゃあ、また前みたいにたくさんデートしたいな」
「本当にいいんですか? こんなオバちゃんで」
「何言ってるの? K美ちゃんは10年前と同じで綺麗でセクシーな女性にしか見えないよ」
「ありがとうございます。でもショーイチさんモテるから忙しいんじゃないですか?」
「大丈夫! K美ちゃんからお誘いを受けたら何がなんでも時間を作るから安心して」
「う、嬉しいですけど、あまり無理しないでくださいね」
「うん。どうしても仕事で忙しい時は正直にそう伝えるね」
「はい」
ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送りデート終了となった。
その日の夜。さっそくLINEに連絡が届いた。
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ショーイチさん。今日は本当にありがとうございました。
この10年、ずっとショーイチさんのコラムを読んでいたので、私の事忘れているんだと思ってました。
でも、10年前と同じ方法で愛してくれて凄く嬉しかったです。
これから先、ショーイチさんの負担にならないよう気をつけながらお誘いさせてもらいますね。
次は私がもっともっと攻めたいです♪
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これから先、彼女とどのくらいエッチができるのか全く不明だ。
だからこそ、毎回これが最後というつもりで全力投球したいものである。
(文=所沢ショーイチ)