女性タレント写真集に肌見せは必須か!? 長澤まさみ、鷲見玲奈の不調にみる現実

女性タレント写真集に肌見せは必須か…

 櫻坂46・田村保乃の1st写真集『一歩目』(小学館)が週間5.6万部を売り上げ、『オリコン週間BOOKランキング』(8月30日付)で1位にランクインした。

「10月に発売予定の3rdシングル『流れ弾』で新センターに抜擢された彼女の初めての水着、ランジェリー、お風呂カットなども収録されており、圧巻のスタイルを大胆に披露しています。過去の坂道グループメンバーの写真集実績からみて、8万部は超えそうな勢いです」(出版関係者)

 一方で、「爆死」と一部メディアに報じられたのは長澤まさみがデビュー20周年を記念して8月5日に発売した『ビューティフルマインド』(宝島社)。発売初週こそ「オリコン週間写真集ランキング」で3位に入ったものの、推定売上部数は4900部止まり。翌週以降も売れ行きは芳しくないという。

「長澤といえば、ドラマや映画、舞台では露出の多い衣装で豊乳ぶりを見せつけることも多く、ファンは34歳となった彼女の熟れ具合を確認しようと楽しみにしていました。しかし、今作は人気カメラマン3人がおのおのテーマを設け異なる長澤を撮り下ろすという芸術性を前面に押し出した内容でした。

 肌露出はおろか、バスト強調カットもなかったことで買い控えた男性も多いようで、ネット上では『脱がなきゃ意味ないよ』『ヌケるかどうか、高い写真集に求めるものはそれだけ』『芸術作品にニーズはない』などと厳しい声が上がっています」(芸能ライター)

 また、爆乳アナとして人気を博した鷲見玲奈も、8月4日にファースト&ラスト写真集『すみにおけない』(集英社)を発売したが…。

「こちらも肌露出を控えたためにAmazonのレビュー欄は大荒れになってしまった。あまりに辛らつなコメントが並んだことで、鷲見が〈下着!!水着!!!! という方は、多分目的が違うので買わない方がいいと思います〉とSNSで牽制したほどでした」(週刊誌記者)

 鷲見の写真集は週間1.2万部とはいえ、ライバルの田中みな実の1st写真集が60万部とヒットしているだけに、二匹目のどじょうを狙った版元としては大きなビジネスには繋がらなかったといえそうだ。

「坂道グループの写真集は水着や下着がマストになっており、どれも確実に売れています。逆に長澤や鷲見のセールスを見てはっきりしたのは、紙離れが激しい今の時代では高額の写真集を買ってもらうにはどんな有名女優だろうと肌見せが必要だということ。

 写真集を出版する際には、肌を隠したがるモデル側と肌露出をさせたい編集者との戦いになるのは常ですが、最近は口八丁手八丁で何とかガードを突破してやろうという気概を持つ編集者が少なくなっているように思います。

 版元として最悪なのは、期待しすぎてたくさん刷りすぎた結果、大量の返品となり、それが倉庫に眠り続けて不良債権になってしまうこと。露出がないのであれば、写真集より安価で返品処分もしやすい『スタイルブック』にするのが無難ですし、今後は肌見せなしの女性写真集に二の足を踏む出版社が増えるでしょうね」(前出・出版関係者)

 10月27日に発売される浜辺美波の写真集『浜辺美波写真集 20(ニジュウ)』(講談社)は水着カットが収録されており、本人いわく「男性も楽しめる」とのこと。こちらも高セールスを記録すれば、「肌見せ必須」がさらに実証されることになりそうだ。

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