もっと粘っても良かったが、彼女に自信をもってもらう事を優先する。
「ごめんね、M美ちゃん。入れたばかりだけど、もう出ちゃいそうなんだ」
「は、はい。だ、出してください!」
「ありがとう。少しだけピストンするけど、痛くなったらすぐに教えてね」
了承を得てからピストンスタート。
ガガガガンっ! ガガんがんっ!!
腰を振り始めて10数秒ほどで限界を突破!
ふぅ。
大量のザーメンをゴム内に吐き出し、しばし抱き合ったまま余韻を楽しむ。
その後、チンコを引き抜き、ティッシュでM美ちゃんのマンコを拭いてあげる。
そして、ふたりでベッドに寝転がり、腕枕しながら感想を伝えあう。
「どうだった俺のエッチは? M美ちゃんの想像していたのと違ったかな?」
「そ、想像よりずっと気持ち良かったです」
「何が一番気持ち良かった?」
「き、キスも胸もアソコも、ぜ、全部です」
「ぜ、全部? それなら俺たちの相性って最高だったのかもね?」
「フフ、そうですね。でも、一番嬉しかったのは想像よりずっとずっとショーイチさんが優しかったことです」
「う、うん。これは芝居でもなんでもないから、二度目のデートの時もこんな感じだと思うよ」
「え?」
「あ、無理強いしてるわけじゃないよ。もし、M美ちゃんさえ良かったらまた近い内に会いたいな」
「わ、私でいいんですか?」
「もちろんだよ。いつでも時間を作るから気楽に連絡してね」
「はい!」
帰り支度の最中にLINEを交換し、再会を約束する。
そして駅の改札まで彼女を送っていき、デート終了となった。
その日の夜。早速M美ちゃんからLINEが届いた。
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ショーイチさん、今日は本当にありがとうございました。
まだ夢見てるような気分なんです。
それと、今日は目を見て話せなくてごめんなさい。
すっごくドキドキしちゃって、ショーイチさんの目を見てお話できませんでした。
きっと次に会った時も同じ感じだと思います。
慣れるまでは許してくださいね(ハート)
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へ?
これは驚きだった。普通にM美ちゃんと会話しているつもりだったので、彼女がこちらの目を見て話していないことに気付いてなかったのだ。
ま、彼女の言う通り、のんびり慣れてくれるのを待つしかないだろう。
焦ることなく距離を詰めていけば、そう遠くないうちにM美ちゃんのことをイカすことができるかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)