「俺のほうからは頻繁にLINEするのを控えるね。でも、C子ちゃんはいつでも好きな時に連絡していいんだよ」
「ありがとうございます」
「愚痴でもなんでも構わないから、他の人に言えないようなことでも気軽に俺にぶつけてほしいな」
「はい。そうさせてもらいますね」
これで思い残すことはない。
「じゃあ、出ようか?」
「あ、あのぉ…」
何か言いたげなC子ちゃん。しばらく黙り込んでしまった。どうやら何かを伝えたいようだ。
「今更遠慮しないで。なんでも構わないから言ってみて」
「ショーイチさん! 私のこと忘れないでくださいね」
こちらの目を真っすぐ見つめながらそう告げてきた。
な、なぬ? 忘れないで? ドントフォーゲットミーだと?
その途端、筆者の脳内にピンク・レディーの17枚目のシングルである「愛・GIRI GIRI」のサビが流れた。この曲はピンク・レディーの隠れた名曲で、情欲の炎をメラメラと燃やす女心が歌われているものだ。サビで何度も繰り返される“ドントフォーゲットミー”のフレーズが印象的なのである。
これも愛の告白のひとつだろう。この生涯でこんな事を言われたのは初めてのことだった。
「あったり前だよ。10年経とうが20年経とうが絶対に忘れないよ」
「本当ですか?」
「うん。神に誓うよ。これから先、何があっても絶対にC子ちゃんのことを忘れない!!」
「じゃあ、だいぶ先になるかもしれないけど、また連絡してもいいですか?」
「もっちろん! もしこっちに戻ってくるタイミングがあったら絶対に教えてね」
「はい!」
その後、駅の構内で再会を固く約束してからサヨウナラしたのだった。
その数時間後。さっそく彼女からLINEが届いた。
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今日も、ありがとうございました。
素敵な時間でした。
勇気をだしてショーイチさんに連絡して、知り合えてよかったです。
10年後も20年後も一緒に楽しめるように健康に気を付けてくださいね。
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間髪入れずにこちらも返信する。
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こちらこそ、今日もありがとう。
とってもとっても気持ち良くて楽しい時間でした!!
はい。健康には気をつけますね。
C子ちゃんも子育て大変でしょうが、いざとなったら俺がいると思って頑張ってください。
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すると、すぐに返信が届く。やはりLINEだとやり取りがスムーズだ。
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ショーイチさんの事大好きです(ハート)
これから、ショーイチさんが他の方としている記事見たら焼きもち焼いちゃいそうです。
でも、応援してます。
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まさか彼女の口から「大好きです」という言葉出てくるとは!! 危うく“嬉ション”を漏らすところだった。
もしC子ちゃんと出会うのがもう少し早かったら、筆者の人生は180度違うものになっていただろう。
でも、そうなっていた場合、本来助けられていたであろう多くの女性読者と出会えなくなっていたはず。
やはり筆者はこのまま独身を貫くべきだろう。
これから先も所沢ショーイチとしての人生を悔いることなく全うしたいものだ。
(文=所沢ショーイチ)
トコショーさん、素敵なお相手が見つかったようで何よりです。「俺も…」と思ったアナタ、以下の記事を参考にしてみては?
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