当日、電車で池袋に向かいながらこちらの服装を伝えるメールを送る。
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私も、今向かってます。
紺色のワンピースを着てます。
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C子ちゃんからの返信がすぐに届いた。どうやら彼女も電車の中のようだ。
約束の5分前にイケフクロウに到着。すぐにC子ちゃんに「到着しました」のメールを送る。
しかし、いくら待っても返信が届かない。もう一度確認のメールをするべきか? やきもきしているうちに約束の10時になってしまった。
もしかしてもう到着してるのかも? そう考え、イケフクロウの周辺をゆっくり歩いてC子ちゃんの姿を探す。
紺色のワンピース、紺色のワンピースはどこじゃ!? しかし、それらしき女性はいない。
念のためもう一度周辺を練り歩く。
その際、イケフクロウから少し離れた壁際に立っていた女性と目が合った。マスクしているので顔の造形は全く不明だ。しかもその女性が着ていたのは黒っぽいワンピース。身長は160センチ以上あり、こちらがイメージしていたC子ちゃんとはかけ離れていた。
一度視線を外し、もう一度その女性に目を向ける。すると、向こうもまっすぐこちらを見返してきた。
も、もしかして!?
ゆっくり彼女の近づき声をかける。
「もしかして、C子ちゃん?」
「あ、はい。そうです」
「ごめんね。紺色のワンピースばかり探してたからすぐに気がつかなかったよ」
「え?」
「あ、よく見たらそれ紺色だね。遠くからだと黒に見えたんだ」
「そうだったんですか」
「それに、C子ちゃんスタイル良すぎでしょ! 全然ぽっちゃりしてないから、違う人だと思ったよ」
「そ、そんなことないです」
「ま、ここだと話しにくいから歩きながら話そうか?」
イケフクロウから北口階段に向かって歩き始める。その道中、筆者はマスクをずらして顔を全部見せる。
「実物の俺はこんな感じだけど、大丈夫そうかな?」
「は、はい」
北口からホテル街に向かって歩き、ラブホテルに到着。
室内に入り、ウガイと手洗いのためマスクを外すC子ちゃん。
き、綺麗だ…
もらった写メより数段綺麗だったC子ちゃん。脳内麻薬がドクドクと分泌され、軽いトリップ状態となる筆者。
ソファに座って世間話を始める。待ち合わせ時間が急遽1時間早まったのは子供を迎えに行く時間が早まったためとのことだ。
初の不倫となるC子ちゃんは緊張していたが、時間をかけて会話したおかげで徐々に打ち解けてきてくれた。
どんなエッチを希望しているのか聞くと、恥ずかしそうに「イチャイチャしたいです」とのこと。
もっと具体的に聞き出したかったが、この辺りが限界だろう。シャワーを浴びてくるよう促す。
筆者はソファに座りテレビを点ける。その際、鏡越しに洋服を脱ぐC子ちゃんの姿を見てしまった。
テレビを見ている振りをしながら観察を続ける。そしてブラジャーが外されオッパイが露わになった。
な、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
予想外の事態となり硬直してしまった。とんでもないデカさだったのだ。着衣の時にFカップくらいはありそうだと思っていたが、実際には余裕でHカップはありそうだった。着やせするタイプなのだろう。