【ネットナンパ】出会い系初挑戦のアラフォー人妻さんと生ハメ

 ここで筆者はマスクを一瞬だけズラして顔を全て見せる。


「実物の俺ってこんな感じだけど大丈夫そうかな? 無理だと思ったらここで断ってもらっていいからね」

「だ、大丈夫です」


 小さな声で答えるサチコちゃん。

 いつもならもっと時間をかけて会話するところだが、この時は我慢できなかった。なにしろ“生ハメ”が待っているのだから。


「それじゃあ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」

「は、はい」


 巣鴨駅を後にしてホテル街に向かう。そして徒歩5分ほどの所にあるラブホテルにチェックイン。

 室内に入り、マスクを外したサチコちゃんの顔を見る。


ぐぬぬぬぬぬぬっ!


 かなり我の強そうな顔で、歌手で女優の「濱田マリ」の若い頃に似た感じだった。

 正直、この手の顔は筆者のタイプではない。だがそれがどうした? 生でハメさせてくれる女性は、ひとりの例外もなく筆者にとって女神様みたいなものだ。

 なんとか会話を盛り上げようとするものの、彼女のテンションは低いままだ。

 気まずくなってしばしの沈黙が流れる。ここで突然サチコちゃんが謝ってきた。


「ごめんなさい、ショーイチさん」

「ん? どうしたの?」

「わ、私、いますっごく緊張しちゃって、あ、あんまりうまく喋れないんです」

「う、うん。そ、そりゃあ緊張するよね。お、俺も同じだよ。さ、さっきからずっと心臓がバクバクしてるんだよ」


 相手の緊張を解くため、あえてこちらも緊張しているフリをする。

 こちらが大げさに緊張していることをアピールすることによって、相手の心的負担を軽くしようという狙いだ。

 今すぐにでも生ハメしたかったが、ぐっとこらえておしゃべりを続ける。その甲斐あってか徐々に会話のキャッチボールがスムーズになってきた。

 そして別々にシャワーを浴び、室内を少しだけ暗くしてエッチが始まった。

 まずは挨拶代わりの軽いキス。しかし、彼女の上半身はガッチガチに固まっていた。

 エッチが始まりまた緊張してきたのだろう。

 ここで思い切って聞いてみることにした。


「こうやって出会い系でエッチするのに慣れてないのかな?」

「き、今日が初めてなんです」


 てっきりそれなりに遊んでいるものだと思っていたので、これは意外な答えだった。

 しかし、同時に喜びが沸き上がってくる。彼女にとっての初不倫になるので、初物喰いとなるわけだ。

 これ以上キスを続けるのは得策ではなさそうだ。強引にディープキスを仕掛けても上手くいかないだろう。

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