ここで筆者はマスクを一瞬だけズラして顔を全て見せる。
「実物の俺ってこんな感じだけど大丈夫そうかな? 無理だと思ったらここで断ってもらっていいからね」
「だ、大丈夫です」
小さな声で答えるサチコちゃん。
いつもならもっと時間をかけて会話するところだが、この時は我慢できなかった。なにしろ“生ハメ”が待っているのだから。
「それじゃあ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」
「は、はい」
巣鴨駅を後にしてホテル街に向かう。そして徒歩5分ほどの所にあるラブホテルにチェックイン。
室内に入り、マスクを外したサチコちゃんの顔を見る。
ぐぬぬぬぬぬぬっ!
かなり我の強そうな顔で、歌手で女優の「濱田マリ」の若い頃に似た感じだった。
正直、この手の顔は筆者のタイプではない。だがそれがどうした? 生でハメさせてくれる女性は、ひとりの例外もなく筆者にとって女神様みたいなものだ。
なんとか会話を盛り上げようとするものの、彼女のテンションは低いままだ。
気まずくなってしばしの沈黙が流れる。ここで突然サチコちゃんが謝ってきた。
「ごめんなさい、ショーイチさん」
「ん? どうしたの?」
「わ、私、いますっごく緊張しちゃって、あ、あんまりうまく喋れないんです」
「う、うん。そ、そりゃあ緊張するよね。お、俺も同じだよ。さ、さっきからずっと心臓がバクバクしてるんだよ」
相手の緊張を解くため、あえてこちらも緊張しているフリをする。
こちらが大げさに緊張していることをアピールすることによって、相手の心的負担を軽くしようという狙いだ。
今すぐにでも生ハメしたかったが、ぐっとこらえておしゃべりを続ける。その甲斐あってか徐々に会話のキャッチボールがスムーズになってきた。
そして別々にシャワーを浴び、室内を少しだけ暗くしてエッチが始まった。
まずは挨拶代わりの軽いキス。しかし、彼女の上半身はガッチガチに固まっていた。
エッチが始まりまた緊張してきたのだろう。
ここで思い切って聞いてみることにした。
「こうやって出会い系でエッチするのに慣れてないのかな?」
「き、今日が初めてなんです」
てっきりそれなりに遊んでいるものだと思っていたので、これは意外な答えだった。
しかし、同時に喜びが沸き上がってくる。彼女にとっての初不倫になるので、初物喰いとなるわけだ。
これ以上キスを続けるのは得策ではなさそうだ。強引にディープキスを仕掛けても上手くいかないだろう。
<トコショー直伝セフレの作り方>
貯金ナシ、人望ナシ、彼女ナシの低スペック男でも、出会い系ならセフレが作れる! おれに初めてセフレができたので彼女とはできないド変態プレイをやってみた 望月あやか この記事を読んでいる全ての男性に分かってほ