その後、帰り支度の最中に謝罪することに。
「ごめんね、変なとこ舐めちゃって」
「い、いいです」
「ホナミちゃんに気持ち良くなってほしかったんだ」
「いつもあんなところまで舐めてるんですか?」
「な、舐めないよ。今日は特別だったんだよ」
「え? 特別ですか?」
「うん。ホナミちゃんに喜んでほしいという思いで舐めちゃったんだ」
「そ、そうだったんですか」
「本当にごめん。嫌がることしないっていう約束を破っちゃって…」
「も、もういいです」
結局連絡先交換を切り出せないままホテルを出る。そのままほとんど会話もないまま彼女を駅の付近まで送る。
そして別れ際、イチかバチかで聞いてみることにした。
「もしまた会ってくれるならサイト経由で連絡してくれるかな?」
「は、はい。考えておきますね」
なんともあっさりとした返答だ。二度と彼女から会うことはなさそうである。
どこまで愛撫するか。その見極めは本当に難しい。相手によってそのラインはバラバラだからだ。
まだまだ筆者も修行が足りないようだ。もっともっと出会い系サイトで数多くの女性と経験を積み、レベルアップを図りたいものである。
(文=所沢ショーイチ)