すぐには返事をせず、クリトリスを舐めながら「どの体位でしたい?」と聞いてみる。すると、「私が上になってみたいです」と即答してきた。
シックスナインを止め、仰向けのままコンドームを着用する。そのまま騎乗位で合体。
「気持ちいい角度があるはずだから、ホノカちゃんの好きなように動いてみて」筆者がそう指示すると、不慣れな感じで腰を上下に動かしてくる。
「上下だけじゃなくて前後に動かしたり、円を描くように腰をグイングインってしてごらん」
その動きの最中にアヘ声が漏れ始める。しかし、エクスタシーにはほど遠い感じだ。
「じゃあ、次は背面騎乗位をしてみようよ」
「え?」
「チンチンを入れたまま180度回転して、俺のほうに背中を向けてごらん」
「で、できるかどうか分からないです」
「焦らなくていいからゆっくり動いてみて」
体の向きを変え始めるホノカちゃん。時々チンコが抜けそうになるが、筆者がその度に腰を浮かせてポロンと外れないようにする。
そして彼女の向きが筆者に対して90度になった時のこと。また抜けそうになったので、腰を思いっきり浮かせる。
「あ、ああぁぁぁっ! そ、それ、す、すっごくいいです!」
今日イチの大きな声をあげるホノカちゃん。
この騎乗位から90度移動したところが一番好きだという女性は過去にもいた。ホノカちゃんもそのタイプなのかもしれない。
腹筋と背筋をフル活動させて下からピストンを繰り出し始める筆者。
「い、いぃぃっ、い、イケるかも? そ、それ、それぇ、ッく、イヒィィィィィィィ!!」
マンコの締まりが増してきた。しかし、ゴールはあと少し。ここで先に果てるわけにはいかない。
下唇を噛みながら射精を堪える。
「い、いいぃぃぃぃぃ、ック、ふぅぅぅ!」
絶叫とともに、前のめりに倒れるホノカちゃん。
その拍子にスポンとチンコが外れてしまった。
その刺激がトドメだった。膣の入り口とカリ部分がこすれたことにより、我慢の限界を突破してしまったのだ。
ふぅ。
結局、マンコの中で射精できず、スポンと外れた拍子に射精してしまった。
こ、こんなのセックスじゃない!
まさかの膣外射精という中途半端な幕切れだ。ここまで重ねてきた努力が水の泡となり悲しくなってしまった。
だが、ここで不機嫌になるような筆者ではない。女性の前でイライラしたり怒りをぶつけるなんて真似は死んでもできない。
それに無事彼女をエクスタシーに導けたことで満足していた。どんな形にせよ、彼女を初めてイカせた男になれたと言えよう。
ベッドの上で横向きになってヒクヒク下半身を震わせているホノカちゃん。そんな彼女にかけ布団をかけ、「しばらく動かないでじっとしていて」と告げる。
その後、ホノカちゃんの呼吸が落ち着いたところで声をかけることに。
「動けるようになったらシャワー浴びておいで」
「し、ショーイチさんはイケたんですか?」
「うん。ほら、コレ見て」
ザーメンがたっぷり詰まったコンドームを彼女に見せ、射精したことを伝える。
その後、帰り支度の最中に軽いノリで声をかける。
「もしまたエッチしたくなったら気軽に連絡してね」
「え? いいんですか?」
「うん。平日だけじゃなくて休日でも時間を作れるから、ホノカちゃんの都合にあわせられると思うよ」
「あ、ありがとうございます」
社交辞令のつもりでそう伝える。しかし、連絡先交換はこちらから切り出さない。相手のほうからLINEの交換を求めてきたら応じるつもりだったが、ホノカちゃんからの提案はないままホテルを出る。
そして駅の付近まで彼女を送ってデート終了となった。
今後、サイト経由で彼女から連絡が来ることがあるかもしれない。そのお誘いに応じるかどうかはその時のザーメンの溜まり具合によるだろうなぁ。
(文=所沢ショーイチ)
※今回トコショーさんが使用した出会い系サイトは『ワクワクメール』でした。もしご興味ありましたらコチラからどうぞ。