「じゃ、ゴムを着けて入れるね」
「は、はい」
「なにか体位のリクエストはあるかな?」
「と、とくにないです」
「それじゃあ、後ろから入れたいから四つん這いになってくれる?」
こうしてバックで合体。
締まりも悪くなく、内部までしっかり濡れていた。
ほっ。
ユルマンではなくて一安心だ。
彼女の腰を両手で掴みながらピストン開始。その手触りもカッサカサだった。
一刻も早く帰宅したかった筆者は、チンコが気持ち良くなる角度を探り当てラストスパートを仕掛ける。
「も、もう限界! そろそろイクよっ!」
「え?」
マナミちゃんが驚くのも無理はない。挿入してから30秒も経っていないのだから。
だが、こちらは我慢する気なんて皆無だ。
ガガガガガガんガっがン!
勢いよく腰を振り、ザーメンを放出。
ふぅ。
すぐにチンコを引き抜き、後処理を行う。そして彼女にシャワーを浴びるよう指示。
その後、筆者もシャワーを浴び、いつも以上にしっかりと身体を洗う。
「じゃ、そろそろ帰ろうか」
事後の会話が一切盛り上がらないまま帰り支度を終え、ホテルを出る。
今すぐひとりになりたかったが、歌舞伎町のド真ん中で20歳のコを放り出すほど鬼畜にはなれない。
「途中まで送っていくよ」と声をかけ、駅に向かって歌舞伎町を横断。そして、靖国通りに出たところで彼女に告げる。
「ここを真っすぐ行けば、新宿駅だから分かるよね?」
「は、はい」
「俺は西武線だからここでサヨナラしようか?」
「わ、分かりました」
「気をつけて帰ってね」
こうしてようやくひとりになった。
それにしても、あの色気とはかけ離れた肌は何だったのだろう。肌年齢は老婆クラスだったかもしれない。生まれつきの乾燥肌体質なのか? それとも季節的なものなのか?
ピッチピチの肌の若いコとヤる気だったので、ガッカリ具合が半端ではなかった。
40代や50代の女性であっても、毎日のボディケアをしていればあそこまでカサカサになることはないだろう。
マナミちゃんは20歳という若さに胡坐をかき、自分磨きというものをしたことがないのかもしれない。
連絡先交換をしなかったので二度目のデートは絶対にないはず。万が一サイト経由でマナミちゃんから連絡が来ても、ガン無視する気満々の筆者なのである。
(文=所沢ショーイチ)