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 さらに舌の動きを加速。同時に両手を伸ばしてマリナちゃんの両乳首を摘まんで左右に揺らしてみる。

 

「あぁ、こ、これも、イイですぅ」

 

 マリナちゃんが愛液をダラダラ流す。

 この調子でいけば、愛撫でイカすことができそうだ。

 挿入後に無理して射精を我慢するのが嫌だったので、なんとしてでもここでイッてもらいたい。

 ここで伝家の宝刀、吸引クリ舐めと乳首イジりと手マンの合わせ技を繰り出すことにした。

 リズミカルな動きでGスポットを刺激し、その動きにリンクさせて舌や指先に込める力を増減させる。

 

「あ、アッ、あっ、い、イキそうっ!」

 

ビクビクビクっくん!

 

 マリナちゃんが軽く腰を痙攣させながら昇天。

 これで役目は果たせただろう。後はさっさと射精してサヨナラするだけだ。

 コンドームを装着し、正常位の体勢へ。

 

「ちゃんとゴムを着けたから、入れるね」

 

 そう声をかけ、彼女の返事を待たずに挿入。

 目を瞑り、脳内で女優の森七菜の顔を思い浮かべる。2019年1月に始まったドラマ『3年A組 今から皆さんは、人質です』の時からずっとオナニーのオカズにしている女優だ。

 

ふぅ。

 

 森七菜のおかげで、数分ほどピストンしたところで発射。少しだけ余韻を味わってからチンコを引き抜く。

 

「痛くなかったかな?」

「あんなにたくさん舐めてもらったの初めてです」

 

 マリナちゃんが即答した。どうやら今まではロクに愛撫もできないクズ男とばかりシてきたようだ。

 その最中、またもや彼女のスマホが鳴る。

 

「ほら、遠慮しないで確認しなよ」

 

 面倒くさそうに起き上がり、スマホを確認するマリナちゃん。

 

「妹からでした」

「もしかしてさっきからLINEしてきたのって妹さんだったの?」

「はい」

「仲良しなんだね」

「普通ですよ」

「何歳離れてる妹さんなの?」

「同じ歳です」

「え?」

「私双子なんですよ」

 

ガビーン!!


 まさか双子だったとは!? 親子丼や姉妹丼といったら男の憧れのプレイだ。ましてや双子丼なんてものは2局連続で天和を和了するような幸運がなければ一生味わえないものだろう。


カチっ!

 

 今更ながらスイッチが入ってしまった。

 だが、ここまでの展開はお世辞でも褒められるような代物ではない。今から挽回できるのか?

 

「もし次に会えたら、今日以上にたくさん舐めさせてね」

「え?」

「今日のクンニ、これでもかなり遠慮してたんだ」

「そうだったんですか?」

「うん。舐め過ぎて痛くさせちゃったら悪いと思ってさ」

「全然大丈夫でしたよ。ずっと気持ちいいだけでしたから」

「それなら、良かった。それで、もしまた舐めてもらいたくなったらいつでも気軽に連絡してくれるかな?」

「はい。いいですよ」

「それじゃ、LINEを交換してくれるかな?」

「はい♪」

 

 こうして連絡先の交換に成功。さすがに「次回は妹も誘ってきてよ」とは言えなかったが…。

 だが、千里の道も一歩からだ。買わない宝くじは絶対に当たらないのと同じで、とにかく前進しなければ何も始まらない。

 貞操観念が低そうなマリナちゃんだったので、彼女の妹も同じタイプの可能性が高い。マリナちゃんとの間に信頼関係を築ければ、双子丼の夢が叶うかもしれない。

 LINEの交換が社交辞令で終わり、二度と彼女に会えない可能性も高いだろう。しかし、双子丼を味わえる可能性は決してゼロではないはずだ。

 いつになるのか分かったものではないので、これから先も健康に気を使いながら長生きしたいものである。

(文=所沢ショーイチ)

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