【女と男の隔たり】挿入手前までの関係:後編

 真央は僕の足の間に入った。そしてズボンのボタンを外し、両手でズボンと下着を同時に降ろした。解放されたモノはしっかりと上に向かって勃っている。

 天に突き上げるように勃ったモノに、真央の後頭部が被される。後頭部、竿、後頭部、竿という景色が繰り返される。竿が見えるたび、そこは唾液でテカっていく。規則正しい上下運動に、僕はただ見とれてしまう。

 ねっとりと唾液がモノに絡まり、ザラザラとしたした舌が亀頭を刺激する。口をすぼめながら、真央は根元まで咥えたり、そのまま舌を動かしたりとモノ全体を刺激した。真央の口の中でモノはどんどん硬くなる。そして硬くなるにつれ、刺激にも敏感になっていく。真央は休憩することなく、早くイカせたいというばかりに、激しくしゃぶり続けた。


「真央、こっち向いて」

「ん?」

「真央、もう我慢できない」


 僕は真央の肩に手を置いて、そっと口を離させた。唾液で濡れたモノは少し右に傾きながらも、しっかりと勃っている。まるで、何千年も生え続けている大木みたいだ。早くこれを、真央の中に入れたい。


「エッチしよ?」


 僕がそう声をかけると、真央は下を向いた。そして一言だけ、消えてしまいそうなほどのか弱い声で、こう呟いた。


「エッチは、しない」


 え、という力のない声が口から漏れた。真央はモノを持ちながら下を向いている。エッチを断られたはずなのに、モノをしっかりと持たれているという光景が、真央の言った言葉の意味をわからなくさせていた。


「え、エッチしないの?」


 真央は頷く。こんなにフェラをしてくれたのに、エッチができないなんてどういうことだろうか。


「フェラは大丈夫だけど、エッチはダメなの?」


 状況がわからなさすぎて、ストレートに真央に聞く。フェラは大丈夫なのにセックスはダメ。その間の境界線、真央の基準がわからない。


「エッチは、しない」


 真央は先ほどと同じ言葉を再び口にした。今度は力強く、そしてゆっくりと。真央の意志の強さを感じる。


「え、胸を触るのはいいんだよね?」


 僕はしゃがんでいる真央の胸に手を伸ばす。真央は動くことなく、無言のまま、僕に胸を触らせた。そして再び、モノをしごき始める。

 僕は胸を揉んでいる。真央は手コキをしている。そんな状況が無言のまま流れた。しかし、真央はセックスをするつもりがないらしい。これから先に進むことは本当にできないのだろうか。


「真央」


 僕はベッドを降りて、真央の横に座った。そしてキスをする。舌をすぐに絡ませて、両手で胸を揉んだ。体をくねらせて興奮していることを演出する。もっともっとエロい雰囲気になれば、真央を興奮させれば、セックスができるかもしれない。真央の心に火をつけようと、僕は愛撫を繰り出す。

 真央の股間、つまりマンコを触ろうとした、その時だった。


「ダメ!!!!!!!」


 急に真央が大きな声をあげた。その声は狭い部屋を反響し、僕の鼓膜を刺激した。唐突な大声に、心臓の鼓動が激しくなる。


「ご、ごめん」


 マンコに触れることをここまで拒絶されるとは思わなかった。マンコだけではなく、何か別の、真央の触れてはいけない部分に触れてしまったのだろうか。

 僕はマンコを触ろうとした手をそっと引っ込めた。真央は体を縮こませて両手で股を抑えている。その体は少し震えていた。


「ご、ごめん。真央、大丈夫?」


 僕はどうしたらいいかわからなかった。僕が真央を傷つけてしまったのだろうか。自己嫌悪が身体中に広がっていく。真央の手から解放された先ほどまでは天に登るほど突き上がっていたモノは、だらんと下に垂れていた。


「ここは…ダメなの」


 真央は泣きそうな表情で、そう声を絞り出す。


「もう傷つくのは嫌なの…」


 僕はなんと答えていいかわからず、ただ真央の横に座っていた。勇気を出して背中を撫でようとしたが、怖くてできない。そのまま少し時が流れた。

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