———————–
お久しぶりです。ショーイチです。
ナナエちゃんのこと。よぉぉぉく覚えていますよ。
急にLINEから消えちゃったので、何かあったのかと心配してました。
あ!
また私のLINEを教えておきますね。
このままメール交換でもいいし、LINEのほうに連絡してもらっても大丈夫です。
ちなみに、ずっとヒマしてるのでナナエちゃんの都合のいいタイミングで会いに行けます!!
———————–
すると、数時間後に彼女からLINEが届いた。
そこからは話が早かった。前回同様、池袋駅地下構内の待ち合わせスポットであるイケフクロウの像の前で待ち合わせすることになったのだ。
ドキドキしながら待っていると、ナナエちゃんがやって来た。7カ月ぶりの再会だが、彼女の見た目はほとんど変わっていなかった。
顔はお笑いコンビ「北陽」の虻川と女優の安藤サクラを足して2で割ったのを数倍不細工にした感じのナナエちゃん。
目は一重でほとんど1本の線みたいな細さだ。そして体型は不健康そうなガリガリ体型。
しかし、このナナエちゃんはいわゆる“脱いだら凄いんです”ボディの持ち主だ。俗に言うスレンダー巨乳なのである。
そのオッパイを思い出しただけで鼻の下が伸びてしまう。だが、久しぶりの再会で下衆な笑顔を見せるわけにもいかない。
下唇を強めに噛んで己を戒める。そして真面目そうな表情を取り繕いながら彼女に話しかける。
「久しぶり! ナナエちゃん」
「お、お久しぶりです」
「元気にしてたかな?」
「は、はい。おかげさまで」
「あ! まず最初にこれだけは言わせてくれるかな?」
「え?」
「また連絡くれてどうもありがとう。本当に嬉しかったよ」
「こ、こちらこそ覚えていてもらえて嬉しかったです」
「当たり前だよ。ナナエちゃんみたいに可愛いコを忘れるわけがないって」
「は、恥ずかしいですよぉ…」
本当に恥ずかしかったのだろう。頬を赤らめ、うつむきながら小声で答えるナナエちゃん。
滅多に可愛いと言われることがないので、戸惑っていた面もありそうだ。
だが、こちらは心の底からそう思っていた。
この俺にタダマンさせてくれる女性は、ひとりの例外もなく可愛くて綺麗なのだ!
51年間生きてきた筆者が辿り着いた真理だ。
その後、世間話しながらホテル街に向かう。
「自粛期間中はどうしてたの?」
「自宅のパソコンでリモートワークしてました」
「それは大変だったね。ストレスも溜まっちゃったんじゃない?」
「はい。一日中誰とも喋らない日が多くて、鬱になりそうでした」
「そうだったんだぁ。でも、見た目は元気そうでなによりだよ」
「は、はい。まだ出勤日や時間は限られてるんですけど、やっと慣れてきた感じです」
「あれ? それじゃあ、エッチするのも久しぶりな感じなのかな?」
「はい…。ショーイチさんとエッチしたのが最後です」
「そ、そうなんだぁ。いやぁ、ありがとう。本当に嬉しいよ」
「ほ、本当はもっと早く連絡しようと思ってたんですけど、自粛期間になっちゃったので…」
「なるほどね。でも、こうやってお互い元気な状態でまた会えたんだから結果オーライだね」
「フフ、そうですね」
自粛期間中、ナナエちゃんはずっと筆者のことを忘れないでいてくれたようだ。なんて光栄なことなのだろうか。
そんな彼女の気持ちに応えるには、純粋な愛情だけを込めた愛撫を叩き込むしかないだろう。
徒歩5分ほどで、前回と同じラブホテルに到着。無事にチェックインを終え、部屋でふたりきりとなる。
念入りに手洗いとウガイを終え、またおしゃべりを再開する。